フィリピンで使えるおすすめeSIM3選を比較で紹介!使い方や事前設定の方法も
本記事では、フィリピン旅行時に使えるeSIMを3つ厳選して比較紹介します。初めてeSIMを使う人にも分かりやすく、eSIMの使い方や設定方法も解説していますので、フィリピン旅行を快適に楽しむためにeSIMを活用してみましょう。
目次
フィリピンで使えるeSIMとは何?
eSIMとは、端末内部に埋め込まれているSIMです。
スマートフォンなどの端末に外部から挿入するSIMカードと異なり、現地でSIMカードを購入したり入れ替えたりする手間がありません。
手持ちのスマートフォンの操作だけでフィリピンの通信サービスを利用することができ、とても便利になりました。
関連記事:eSIMとは?その仕組みとメリット・デメリットを徹底解説!
eSIMとSIMカードの違い
eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用できるまでの目安期間
という観点から比較しています。
eSIM | SIMカード | |
装着方法 | 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし | 端末にカード型のチップを挿し込む |
設定方法 | eSIMプロファイルをダウンロードする | SIMカードを挿し込む |
申し込み~
利用できるまでの目安期間 |
最短即日で利用可能 | 発送から3~5日 |
SIMが必要なのはなぜ?
SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。
フィリピン旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較
ここでは、フィリピン旅行中にeSIMを使うメリットとデメリットを比較します。
eSIMを使用するかどうか迷っている方は、参考にしてください。
eSIMのメリット
フィリピン旅行でeSIMを利用するメリットは、レンタルWi-Fiよりも費用を安く抑えられることです。
通信費を抑えられることで、フィリピン旅行ならではの食事やレジャーなどに使える費用の割合が増えます。
さらに、eSIMならSIMカードの差し替える手間がないこともメリットです。
事前準備が完了していれば、フィリピンの空港に到着したときからスムーズにインターネットを利用できます。
またeSIMはSIMカードを持ち歩く必要がないため、紛失や破損などのリスクがありません。
eSIMの利用によって、快適なインターネット通信がしやすくなるためフィリピン旅行を楽しみやすくなります。
eSIMのデメリット
フィリピン旅行でeSIMを利用するデメリットは、対応機種が限定されることです。
どの端末でもeSIMに対応しているわけではありません。
eSIMを利用する際には、お手持ちのスマートフォン端末が対応機種かどうかに注意する必要があります。
また、eSIMはeSIMは複数人・複数の端末でインターネット回線を共有するにはあまり向いていません。
もしテザリングで回線を共有する場合には、テザリングの可否とデータ通信量に注意が必要です。
eSIMによってはテザリングができなかったり、テザリングのデータ通信量が制限されている場合があります。
eSIMを利用する際には、対応機種と利用方法に注意しましょう。
SIMロック解除が必要なのはなぜ?
SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態です。利用制限がある状態を解除する操作がSIMロック解除であり、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。
eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限らないため、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。
フィリピンで使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法
iOS | 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている
「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある ・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone ・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降 |
Android | メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある |
フィリピンでのeSIMの使い方
フィリピンでeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroridそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。
出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。
iPhoneの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」
③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る
④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ
⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ
※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します
⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ
※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです
⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます
フィリピン到着後にする設定
①「設定」>「モバイル通信」をタップ
②登録したeSIMの回線を選択しオンにする
③「設定」 >「 SIM」>「 利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする
④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す
Andoroidの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ
※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です
④「ダウンロード」をタップ
※ダウンロード完了までしばらく待ちます
⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する
フィリピン到着後にする設定
①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
②追加したeSIMをタップ
③「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする
④メッセージが表示されたら「使用」をタップ
フィリピンで使えるおすすめのeSIM3選
フィリピンでは、近年のインフラ発展に伴い、都市部や大型ショッピングモールではフリーWi-Fiを利用できる場所が増えています。しかし、インターネットの接続速度や安定性は地域や天候に大きく左右されるため、常に快適なインターネット環境を求める旅行者やビジネスユーザーにとっては課題が残ります。特に、都市部を離れるとネット環境は不安定になりがちで、大雨や強風などの天候によっても影響を受けやすいのがフィリピンの現状です。
このインターネット環境の不安定さは、フィリピンが約7,000もの島から成り立つ国であることも大きく関係しています。島々をつなぐためには海底ケーブルが必要で、その設置には莫大なコストと時間がかかるため、全土に安定したネット環境を提供するにはまだ時間がかかるとされています。
そのため、現地で安定したインターネット接続を確保するために、eSIMの利用が強く推奨されます。eSIMなら、フィリピン国内どこにいても安定したデータ通信が可能で、特にフリーWi-Fiが使えない場所や通信速度が遅い地域でも便利です。
次に、フィリピン滞在中に特におすすめのeSIMを3つご紹介します。
eSIM Mart(イーシムマート)
eSIM Martは、日本を拠点とする株式会社テレコムスクエアが運営するeSIMサービスで、世界200以上の国と地域に対応しています。特に日本人旅行者にとって、使いやすい決済システムや手厚いサポートが魅力です。
データプランは1GBから20GBまで、利用日数も10日、15日、30日と幅広く、ニーズに合わせた選択が可能です。手数料が無料で、追加費用を気にせず利用できる点も安心です。
運営会社 | 株式会社テレコムスクエア |
プラン
データ/日数 |
データ/日数
1GB~20GB/10日・15日・30日 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・チャット
・Webフォーム いずれも7:00~22:00で年中無休 |
公式サイト | https://www.esimmart.net/ |
eSIM Martの最大の利点は、手数料が無料で、追加費用を気にせず利用できる点です。さらに、QRコードをスキャンするだけで簡単に設定でき、即日利用が可能なため、フィリピン到着後すぐにインターネットを利用できます。安定した通信速度が期待できるため、観光情報の検索や地図アプリの利用にも最適です。また、7:00~22:00のサポート体制があるため、トラブルが発生しても迅速に対応してもらえる点も安心です。eSIM Martは、初めてeSIMを利用する方にもおすすめです。
Glocal eSIM(グローカルイーシム)
Glocal eSIMは、東京都目黒区に本社を構える株式会社グローカルネットが提供するeSIMサービスです。無制限データプランが充実しており、特に地図アプリや動画視聴など、データ通信量が多いユーザーにとって最適な選択肢です。日本国内で提供されているため、日本語サポートが充実しており、初めてeSIMを利用する方にも安心です。
運営会社 | 株式会社グローカルネット |
プラン
データ/日数 |
無制限プラン
無制限/7日・15日・30日 |
事務手数料 | 770円 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・電話
9:00~17:00 平日のみ ・メール 現地での不具合に対応 |
公式サイト | https://glocalnet.jp/lp/esim/ |
Glocal eSIMのプランは、無制限データプランを7日、15日、30日間といった期間で選択できるため、旅行の日程に応じて柔軟に利用できます。キャンペーンも定期的に実施されており、2024年6月時点では事務手数料無料のキャンペーンが展開されています。また、即日利用が可能で、QRコードをスキャンするだけで簡単にインストールでき、手間なくインターネット接続を始められる点が魅力です。
メリットとしては、無制限プランをリーズナブルな価格で提供している点が挙げられます。さらに、日本語対応のカスタマーサポートがあり、電話での対応は平日のみですが、メールでは現地での不具合にも迅速に対応してくれるため、フィリピン滞在中に問題が発生しても安心です。また、テザリング機能も備えており、データ容量の範囲内で複数デバイスでのインターネット共有が可能です。日本企業ならではの信頼性と、リーズナブルな無制限プランで、フィリピンでの安定した通信環境をサポートします。
Smart eSIM(スマートイーシム)
Smart eSIMは、データシップ合同会社が提供するeSIMサービスで、完全プリペイド式のわかりやすい料金体系を特徴としています。フィリピンを含む多くの国で利用でき、1GBから10GBまでの複数のデータプランが用意されており、ニーズに応じたプランを選べます。さらに、追加料金が発生しないため、費用管理がしやすく、旅行者にとって経済的な選択肢となります。
運営会社 | データシップ合同会社 |
プラン
データ/日数 |
1GB~10GB
※詳細は公式サイトでご確認ください。 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・LINEからの問い合わせに対応 |
公式サイト | https://glocalnet.jp/lp/esim/ |
Smart eSIMは、スマートフォンやタブレットでそのまま利用できる利便性があり、テザリング機能もサポートしているため、ノートパソコンを使ってインターネット接続が可能です。また、QRコードをスキャンするだけでインストールできるため、手続きが簡単で、空港でのSIMカード受け取りや設定の手間がかかりません。世界中どこにいても即時に利用開始ができるため、出発前に準備する必要もありません。
利用開始までの時間も短く、QRコードをスキャンして最短3分でネットに接続できるため、急な出張や旅行にも対応可能です。サポート体制も整っており、LINEを通じた問い合わせ対応が可能なため、万が一のトラブルが発生した際にも迅速に解決できる点が利用者にとって大きなメリットです。
フィリピンで使えるeSIMに関するよくある質問
フィリピンのeSIMで無制限利用できるeSIMはどれ?
フィリピン滞在中に無制限のデータ通信を利用したい場合、おすすめのeSIMサービスは「Glocal eSIM」です。Glocal eSIMは、日本国内でサービスを提供しているため、日本語サポートが充実しており、初めての方でも安心して利用できます。また、無制限のデータプランを提供しており、地図アプリの利用や動画視聴など、データ使用量が多いユーザーにも最適です。
Glocal eSIMの無制限プランは、7日、15日、30日の3つの期間から選べ、旅行の日程に応じて柔軟に選択できます。また、QRコードをスキャンするだけで即日利用が可能で、インストールも簡単です。キャンペーンも定期的に実施されており、2024年6月時点では事務手数料無料のキャンペーンが展開されていました。
さらに、テザリング機能が備わっており、複数のデバイスでインターネットを共有することができます。日本語対応のカスタマーサポートも充実しており、現地での不具合にもメールで迅速に対応してくれるため、安心してフィリピン滞在を楽しむことができます。
フィリピンで電話番号付きで利用できるeSIMはありますか?
フィリピンにおいて、電話番号付きで利用できるeSIMサービスは一般的には提供されていません。通常、eSIMはデータ通信専用のサービスであり、音声通話やSMSに対応していない場合がほとんどです。特に、旅行者向けのeSIMはデータ通信に特化しており、コストを抑えつつインターネット接続を重視した設計がされています。
しかし、現地のフィリピンの通信事業者が提供する物理SIMカードまたはeSIMであれば、電話番号付きのプランを選択できる場合があります。例えば、フィリピンの主要な通信キャリアであるGlobeやSmartは、音声通話やSMSに対応したプランを提供しており、現地での契約により電話番号付きのSIMカードを利用することが可能です。
フィリピンに1日間滞在で、安いeSIMはどれ?
フィリピンに1日間のみの滞在で、リーズナブルなeSIMを探している場合、データ量に応じた柔軟なプランを提供している「Smart eSIM」がおすすめです。
Smart eSIMは、1GBから10GBまでの複数のデータプランが用意されており、1日間の滞在に必要な最小限のデータ量を選択することで、費用を抑えることが可能です。Smart eSIMの最大の特徴は、完全プリペイド式で追加料金が発生しないため、短期間の利用者にとって非常に経済的である点です。
フィリピンに3日間滞在で、安いeSIMはどれ?
フィリピンに3日間滞在する際におすすめのeSIMは、使用するデータ量に応じてSmart eSIMまたはGlocal eSIMです。これらのeSIMを選ぶことで、コストを抑えつつ快適な通信環境を維持できるでしょう。
Smart eSIMは、1GBから10GBまでのデータプランを提供しており、短期間の滞在に適した少量のデータプランを選ぶことでコストを抑えることが可能です。例えば、フィリピン滞在中にメールチェックやSNSの利用が中心であれば、1GBや2GBのプランで十分でしょう。
データ通信量が多くなる場合や、無制限のデータ通信が必要であれば「Glocal eSIM」が有力な選択肢です。Glocal eSIMは無制限データプランを提供しており、短期間の利用でもインターネットを頻繁に利用するユーザーに向いています。
フィリピンに4日間滞在で、安いeSIMはどれ?
軽いデータ使用なら「Smart eSIM」の少量データプランが最もコストパフォーマンスが高く、無制限の利用が必要な場合は「Glocal eSIM」の無制限プランがおすすめです。
Smart eSIMは、1GBから10GBまでの複数のデータプランを提供しており、滞在中に必要なデータ量を選んで利用することができます。例えば、1GBや2GBのプランは、短期間での軽いインターネット利用に適しており、コストを最小限に抑えられるため、SNSやメール、簡単なウェブブラウジングに十分対応可能です。
一方、無制限のデータ通信が必要な場合はGlocal eSIMがおすすめです。Glocal eSIMは無制限プランを提供しており、7日間のプランを選択することで、4日間の滞在中にデータ通信量を気にすることなく、地図アプリや動画視聴を存分に楽しむことができます。無制限プランはデータ通信量の多いユーザーにとって特に便利で、安心感があります。
フィリピンに1ヵ月滞在で、安いeSIMはどれ?
フィリピンに1ヵ月滞在する場合、データ使用量が多い方にはGlocal eSIMの無制限プランが最適であり、コストを重視する方にはSmart eSIMの少量データプランがおすすめです。
Glocal eSIMは無制限データプランを30日間単位で提供しており、データ量を気にせずに地図アプリや動画視聴などを快適に利用できる点が大きな魅力です。1ヵ月という長期の滞在中においても、データ使用量を制限することなく安定したインターネット接続が可能です。
一方、データ使用量がそれほど多くなく、コストを抑えたい場合はSmart eSIMも検討に値します。Smart eSIMは、1GBから10GBまでの複数のデータプランが選べるため、軽めのデータ通信を必要とする場合には最適です。
フィリピン旅行ならeSIMが断然おすすめ
フィリピン旅行中も日本と同じようにインターネットやSNSを利用したいならeSIMを選ぶべき!
フィリピン以外にも立ち寄る予定でも、幅広い地域に対応しているeSIMを選択すれば、移動中のネット環境の心配を低減できます。
eSIM.loveは革新的なテクノロジーであるeSIMに焦点を当て、その情報発信を目的とした新しいメディアプラットフォームです。株式会社モバイル・プランニングが運営しており、「eSIM.love」を通じてeSIMの普及を促進し、ユーザーに基本的な情報から最新の情報、利便性の高い使い方を提供することを目指しています。