eSIM Beginner
2023年6月1日

日本通信「合理的シンプル290プラン」の物理SIMをeSIMで再発行

物理SIMを使っているみなさんも、そろそろeSIMを使ってみたくなってきたでしょ? ということで、今回は物理SIMからえSIMへ変更する手続きの事例をご紹介しましょう。ちなみに回線はMVNOの草分けである日本通信の「合理的シンプル290プラン」です。このプランはなんと月額基本料290円で音声通話付の契約が可能なのです。しかも1GBまでのデータ通信も含まれています。当然MNPに対応しているので、筆者としては重要な電話番号コレクションを維持するためのプランとして大変重宝しています。

①ウェブのマイページからeSIMに変更手続きをする

日本通信は日本のMVNOの第1号とされる通信事業者です。長年にわたって様々なMVNOサービスやプランを打ち出してきた企業ですが、そんな日本通信がまさに筆者のためにあるのかというような激安プランを用意してくれています。それが「合理的シンプル290プラン」です。「合理的」シリーズは「シンプル290」のほかに「みんなの」プラン、「20GB」プラン、「かけほ」プランの4プランが用意されていますが、筆者としては電話番号の維持だけに複数の回線を保有しており、その保有回線の中でも「ほとんど使用しない維持だけの回線」でこの「シンプル290」プランを使わせてもらっています。月額290円でいざとなったら通話もできるしデータ通信も可能な回線を維持できるって、本当に日本通信に感謝しかありません(笑)

日本通信「合理的シンプル290プラン」は月額たったの290円

さっそく手続きに進んでいきましょう。筆者の場合、あらかじめ物理SIMで「合理的シンプル290プラン」の回線契約があり、これをeSIMに切り替える手続きを行います。もちろん新規契約でeSIMを契約するという方も、日本通信SIMの「お申込」のタブから進んでいけば簡単にeSIMの新規発行が可能です。筆者の場合はまずは日本通信SIMのオフィシャルサイトからマイページにログインします。

マイページにてeSIMに切り替える回線を選択します(複数契約あるのですがこのページでまとめて管理できます)

物理SIMからeSIMに切り替えるSIM電話番号を選択します。そしてメニュー内の「eSIMに変更/再発行」をクリックします。eSIMを契約していて他の機種に移す場合も同様な手続きをします。なお、日本通信の場合はSIMの再発行に1,100円(税込)の手数料がかかりますので注意が必要です。

注意事項をよく読んで進んでいきます。1,100円の手数料がかかります

eSIMプロファイルの発行にあたり、あらかじめ使用する端末のEIDをこのページから登録する必要があります。EIDとは端末に組み込まれているeSIMの識別番号のことです。32桁の数字になります。iOS端末の場合、「設定」→「一般」→「情報」より確認できます。Android端末の場合「設定」→「無線とネットワーク」→SIM情報設定→「EID表示」で確認します(Androidの場合、機種によって異なる場合があります)。EIDを入力したら「次へ」をクリック。

EIDを入力して次へ
申込内容の確認
最終確認のうえ「申し込む」をクリック
手続き完了

以上で「eSIMに変更/再発行」の申請手続きが完了です。そして筆者の場合約1分で「eSIMに変更/再発行完了のお知らせ」というタイトルのメールが飛んできました。と同時に、eSIMを追加する予定のiPhoneに「プロファイルの準備ができました」という通知が表示されました。

②iPhoneにeSIMプロファイルを設定

iPhone側ではすでにeSIMプロファイルのダウンロードが終わっていたようで、ロックを解除したらいきなり「モバイル通信プランを追加」の設定画面が起動しました。このまま「続ける」をタップして進んでいきます。モバイル通信プランの名称設定、デフォルト回線の選択、モバイルデータ通信の回線の選択などをしてあっけなく完了です。

iPhoneの画面を開いたら直ちにeSIMの設定がスタート
数タップで新たなeSIMがiPhoneで利用可能になりました

あっけなく物理SIMからeSIMに切り替えとiPhoneへのeSIMの設定が完了してしまいました。

まとめ

日本通信「合理的シンプル290プラン」は月額たったの290円で音声通話可能な回線を維持できる画期的なプランです。物理SIMとeSIMを選べるのですが、今回は物理SIMからeSIMに変更するという手続きに挑みました。物理SIMなら差し替えれば機種変更完了なのですが、eSIMの場合は「再発行」という手続きになり、しかも日本通信の場合は1,100円の手数料がかかります。物理SIMのままでもよかったのですが、デュアルSIM対応のスマホでも最近は物理SIMが1枚しか使えず、一方の回線はeSIMでなければならない場合があり、物理SIMからeSIMへ変更するというニーズもこれから増えてくるかもしれません。

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