eSIM TIPS
2024年12月30日

iPhone 8 でeSIMは対応してる?デュアルSIMやメリット、注意すべきポイントを紹介

スマートフォンの進化に伴い、通信環境も大きく変化しています。その中で注目されているのが「eSIM」です。従来の物理SIMカードに代わる新しい通信技術で、利便性の高さや柔軟性が話題となっています。

しかし、iPhone 8はeSIMに対応しているのでしょうか?また、eSIMを利用することで得られるメリットや注意点はどのようなものなのでしょうか。この記事では、iPhone 8の基本情報からeSIMの利便性、さらに注意点やおすすめの活用方法まで紹介します。

これからeSIMの利用を検討している方にとって、利便性とその一方での課題を理解する手助けとなると幸いです。

1 iPhone8の基本情報

ここでは、iPhone8のスペックやeSIMに関する情報を紹介します。

1.1 iPhone8のスペック

iPhone8の基本スペックは以下の通りです。

発売日2017年9月22日
ホームボタン(Touch ID)
画面サイズ4.7インチ(8 Plusは5.5インチ)
メインカメラ1200万画素/F1.8
チップA11 Bionic
メモリ2GB(8 Plusは3GB)
ストレージ64GB、128GB、256GB
ワイヤレス充電
バッテリー(動画再生)最大13時間(8 Plusは最大14時間)
スピーカーステレオ
防水防塵
おサイフケータイ

iPhone 8は、2016年9月に発売されたiPhone 7の正統な進化版となっています。一見、変化がないように見えるものの、処理能力の向上、自然な色味を再現するディスプレイ(TrueTone)、ワイヤレス充電など、控えめながらも大きな進化を遂げています

1.2 iPhone8でeSIMは対応してる?

iPhone 8は、残念ながらeSIMには対応していません。 また、デュアルSIMカードの機能も備えておらず、物理SIMカードを2枚挿して利用することもできません。この点で、最新のeSIM対応機種と比較するとやや機能面での制約があります。

ただし、一部の香港モデルはデュアルSIMに対応しています。しかし、これらのモデルは技適マークを取得していないため、日本国内で使用する場合、法律に違反するリスクがあります。購入や利用の際は注意が必要です。

また、iPhone 8はnano-SIMカードを採用しており、micro-SIMカードには対応していません。SIMカードの準備時にはこの仕様を確認し、適切なカードを選びましょう。最新の通信技術を検討する方は、eSIM対応機種への移行も視野に入れてみてください。

2 iPhoneで利用できるeSIMとは

 iPhoneで利用可能なデュアルSIM対応機種にはどのようなモデルがあるのでしょうか。物理SIMとeSIMの組み合わせに対応したモデル、および2つのeSIMを同時に利用できるモデルを、世代ごとに整理しました。

世代対応機種対応SIM
第12世代iPhone XR, iPhone XS, iPhone XS Max物理SIM + eSIM
第13世代iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max物理SIM + eSIM
第14世代iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max物理SIM + eSIM
第15世代iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max物理SIM + eSIM / eSIM + eSIM
第2世代 SEiPhone SE (第2世代)物理SIM + eSIM
第16世代iPhone 14, iPhone 14 Plus, iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max (米国外)物理SIM + eSIM / eSIM + eSIM
第17世代iPhone 15, iPhone 15 Plus, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max物理SIM + eSIM / eSIM + eSIM
第3世代 SE以降iPhone SE (第3世代), iPhone SE (第4世代)物理SIM + eSIM / eSIM + eSIM

これらの機種では、基本的に物理SIMとeSIMを組み合わせて使用できますが、iPhone 13やiPhone SE(第3世代)以降のモデルでは、2つのeSIMを利用することも可能です。これにより、SIMトレイに物理SIMを挿入することなく、デジタルで柔軟に通信プランを設定することができます。

ただし、注意点として、iPhoneのSIMトレイには1枚の物理SIMしか挿入できません。(なお、中国本土、香港、マカオ向けのiPhoneモデルでは、2枚のnano-SIMカードを使用したデュアルSIM機能が利用可能なモデルもあります。)そのため、デュアルSIMを利用する際は、対応機種や地域仕様を確認する必要があります。

詳細はこちらもチェック▼

iPhoneでデュアルSIMを使ってみよう|メリットやおすすめ業者も – esim.love

3 eSIMを利用するメリット

eSIMを利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのポイントを紹介します。

3.1 ユーティリティの高さ

eSIMの最大の魅力は、そのユーティリティの高さにあります。まず、複数の携帯電話会社のSIM情報を1台の端末に登録できるため、キャリアを柔軟に切り替えられる点が便利です。また、物理SIMカードの到着を待たずにすぐ利用を開始できるため、時間を無駄にすることなく通信環境を整えられます。

さらに、オンラインで手続きが完了するため、キャリアの乗り換えも非常にスムーズです。これにより、面倒な店舗訪問や手続きの手間を省けるだけでなく、ユーザーのニーズに応じた効率的な運用が可能になります。

特に、仕事用とプライベート用で回線を分けたい場合や、通話とデータ通信でキャリアを使い分けたいニーズにも対応できる点は、eSIMならではの大きなメリットです。こうした柔軟性と利便性を活かせるeSIMは、現代のスマートフォンユーザーにとって欠かせない選択肢となりつつあります。

3.2 海外で利用しやすい

eSIMは、特に海外旅行や出張時にその利便性が際立ちます。総務省の報告によれば、2021年の時点でeSIMは55ヵ国以上の100社以上の携帯電話事業者で利用可能となっています。現地のキャリアと簡単に契約できるため、渡航先での通信環境をスムーズに整えることができます。また、SIMカードを店舗で購入する手間を省き、オンラインで即座にプランを選択できる点も大きな魅力です。

さらに、イギリスの独立系モバイルネットワーク調査会社のデータによると、eSIMの利用者は頻繁に事業者を変更していることが明らかになっています。この柔軟性は特に、eSIMの普及が進むヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどの地域で重宝されています。

出典:Arrival of eSIM is altering how consumers interact with operators | Opensignal

短期滞在の旅行者やビジネスユーザーにとって、eSIMは時間とコストを節約する最適な選択肢です。渡航前に利用プランを選ぶだけでなく、現地到着後に必要に応じて契約を切り替えられるため、ストレスフリーな通信環境を手軽に実現できます。

3.3 セキュリティが高い

eSIMは、その高度なセキュリティ技術により、従来のSIMカードを上回る安全性を提供します。まず、eSIMは端末内部に組み込まれているため、物理的な盗難や紛失のリスクが少なく、第三者による不正利用を防ぎやすい設計となっています。また、暗号化技術により通信データが厳重に保護されており、ハッキングや情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。

さらに、適切なセキュリティ対策を施すことで、eSIMは非常に信頼性の高い選択肢となります。例えば、デバイスメーカーや通信キャリアが提供するセキュリティ機能を活用することで、さらなる安全性を確保することが可能です。

特にビジネス用途や個人情報を扱う場面では、eSIMのセキュリティ面での利点が際立ちます。従来のSIMカードと同等以上の保護を提供しながら、利便性も兼ね備えているため、安心して利用できる通信環境を構築できます。

4 eSIM利用で注意すべきポイント

ここまで、eSIMのメリットについて紹介してきましたが、注意すべきポイントもあります。ここでは、4つのポイントに分けて紹介します。

4.1 SIMロックの解除

iPhoneを利用する際、機種によってはSIMロック解除が必要な場合があります。SIMロックとは、特定のキャリアのSIMカードのみ使用可能な状態を指します。

2021年10月以降、総務省の指導により新たに発売される端末は原則としてSIMフリーで販売されています。この規制により、キャリアの乗り換えや海外での現地SIM利用が容易になりました。

しかし、iPhone 13以前のモデルでは規制より前に発売されたため、SIMロック版が存在します。そのため、利用前に端末のロック状況を確認し、必要に応じて解除手続きを行う手間が発生する可能性があります。

4.2 機種変更時の手続きがやや複雑

eSIMは便利な技術ですが、機種変更時の手続きにいくつかの課題が残っています。

まず、eSIMでの機種変更はオンライン手続きが必要です。物理的なSIMカードのように簡単に差し替えることができず、専用の手順に従って新しい端末に情報を書き換える必要があります。このため、物理的なSIMカードのように「差し替えるだけで利用を再開できる」という手軽さには劣ります。

出典:「eSIMの促進」(検討の方向性(案)について)総務省

また、手続きには時間と労力がかかる場合があり、操作に不慣れなユーザーにとっては大きなハードルとなることも少なくありません。特に、設定や変更が基本的にオンラインでしか行えないため、安定したWi-Fi環境が必要です。もしインターネットに接続できない状況では、手続きを進められず、不便に感じることがあります。

さらに、機種変更時には説明書を確認しながら必要な準備を進める必要があり、サポートが受けられない場合には一層手間を感じることがあります。特に、ITに苦手意識を持つ方にとっては、手続きの煩雑さがeSIMの利便性を損ねる要因となる可能性があります。

4.3 対応機種が限定的

eSIMは便利な技術ですが、対応機種が限られています。総務省の試算では、2021年度に国内で22機種がeSIM対応として発売されました。しかし、物理SIMカードに比べると対応機種はまだ少なく、中古スマートフォンやエントリーモデルでは非対応のものが多いのが現状です。

このため、eSIMを利用する際は、自身のスマートフォンや購入予定の機種が対応しているかを事前に確認することが必要です。特に、メーカー公式サイトや通信キャリアの情報を活用し、自分の用途や利用シーンに適した機種を選ぶことが重要です。

今後、対応機種が増加すれば、より多くのユーザーがeSIMの柔軟性や利便性を享受できるでしょう。

通信キャリア別対応機種についてはこちらもチェック▼

【2024年最新】eSIMとは?基本的な特長と普及が進む背景、課題について解説!

4.4 インターネット回線が別途必要

eSIMを新しい機種に設定する際には、WiFiなどのインターネット回線が必須となります。この接続環境が整っていない場合、設定がスムーズに進まない可能性があります。例えば、QRコードを読み取ってeSIMを有効化する手順や、通信キャリアのオンライン手続きにアクセスする際に、安定したインターネット接続が必要です。

特に外出中やWiFi環境が限られる状況では、設定作業が滞ることも考えられます。また、初めてeSIMを利用する場合、接続環境の不足が不安やストレスの要因になることも少なくありません。

このため、eSIMの設定前に利用可能なインターネット回線を確保しておくことが重要です。WiFi環境が整った場所で事前に設定を済ませておけば、手間を省き、快適に新しい通信プランを利用開始できます。

5 eSIMはどこを選んだらいい?

ここまでeSIMについて紹介してきましたが、急な通信容量不足に陥ってしまった場合やデュアルSIMが必要になった場合、どこのeSIMを選んだらいいのか悩みますよね。

おすすめは、ずばり「プリペイドSIMどっとこむ」です。おすすめのポイントは以下の3点です。

参考:プリペイドSIMどっとこむhttps://prepay-sim.com/

 

  • ・豊富なプランと安心のドコモ回線
    「プリペイドSIMどっとこむ」では、日本国内向けに、データ通信量や利用期間が異なる幅広いプランが用意されています。例えば、「135GB(91日間)プラン」、「90GB(61日間)プラン」、「3GB(8日間)プラン」などがあり、利用者のニーズに合わせた選択が可能です。また、会員登録したうえSIMを購入することで販売価格より10%割引した価格で購入できます。会員登録は無料で行えるため、非常にコストパフォーマンスよく利用することができます。

    さらに、国内最大手キャリアであるドコモの回線を使用しているため、山間部や沿岸部、地下など電波が届きにくい場所でも接続が安定しています。また、混雑しやすい時間帯でも速度が低下しにくく、快適に通信が利用できる点が特徴です。
  • ・簡単な購入手順
    公式サイトでは、利用したい地域や必要なデータ容量に応じたプランを選択し、オンラインで簡単に注文を完了することができます。支払い方法も多彩で、クレジットカード、Amazon Pay、PayPay、銀行振込、コンビニ決済など、さまざまな支払い手段が用意されており、利用者の利便性を考慮した柔軟な対応が可能です。
  • ・充実したサポート体制とわかりやすい設定ガイド
    「プリペイドSIMどっとこむ」では、初めてプリペイドeSIMを利用するユーザーでも安心して使えるよう、充実したサポート体制が整っています。電話での相談が可能なサポートセンターが用意されているため、疑問やトラブルが発生しても、迅速に対応を受けることができます。また、FAQセクションや設定ガイドも豊富に揃っており、簡単に設定方法を確認できるため、スムーズに利用を開始できるのが魅力です。

まとめ

本記事では、iPhone 8の基本情報、eSIMのメリット・デメリットについて紹介しました。

iPhone 8はeSIMに対応していないものの、現在のeSIM対応機種では利便性や柔軟性が大きく向上しています。特に、キャリアの切り替えが容易で海外利用もスムーズなeSIMは、現代のスマートフォン利用者にとって魅力的な選択肢です。

一方で、設定時にインターネット接続が必要であることや対応機種が限定される点には注意が必要です。eSIMの利点と課題を理解し、自身の利用シーンに適した選択をすることが重要です。

これからeSIMの普及が進む中で、より便利で快適な通信環境を整えるための参考になれば幸いです。

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