iPhone 11 でeSIMは対応してる?デュアルSIMや注意すべきポイント、設定方法紹介
iPhone 11は、2019年に発売され、多くの魅力的な機能を備えた人気のスマートフォンです。特にeSIM対応により、通信プランの選択肢が広がり、利便性が向上しています。
本記事では、iPhone 11の基本情報から、eSIMの特徴や利用する際の注意点、設定方法について紹介します。
目次
1. iPhone11の基本情報
ここでは、iPhone11について、スペックやeSIMへの対応状況について紹介します。
1.1 iPhone11のスペック
iPhone 11は2019年9月20日に発売された機種で、同日にiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxが発売されています。主なスペックは以下のとおりです。
iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | ・6.1インチ Liquid Retina IPS LCD ・解像度: 1792 x 828 ピクセル |
・ 5.8インチ Super Retina XDR ・解像度:2,436 x 1,125ピクセル |
・6.5インチ Super Retina XDR 解像度:2688×1242ピクセル |
プロセッサ | Apple A13 Bionic チップ | ||
ストレージ | 64GB、128GB、256GB | 64GB、256GB、512GB | |
RAM | 4GB | ||
カメラ | ・超広角レンズ(13mm F2.4) ・広角レンズ(26mm F1.8) |
・超広角(焦点距離13mm、F2.4)・広角(26mm、F1.8)・望遠(52mm、F2.0) | |
その他機能 | Face ID (顔認証)デュアルSIMDolby Atmosサウンド |
iPhone 11 ProおよびiPhone 11 Pro Maxは、バックカメラに初めて超広角、広角、望遠の3つのカメラを搭載したことで話題を集めました。これを契機に、スマートフォンにおけるカメラ機能の重要性がさらに高まりました。
ちなみに、iPhone 11の正式なサポート終了日は2024年11月時点で発表されていません。Appleでは、製品発売から約5〜6年間サポートを提供していることから、販売終了は過去の事例を踏まえると2027年9月頃が終了時期と予測されます。サポート終了後はセキュリティリスクが高まるため、十分注意が必要です。
1.2 iPhone11でeSIMは対応してる?
ずばり言うと、iPhone 11は、eSIMに対応しています。iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxも同様に対応しています。
そのため、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアや格安SIM業者(MVNO)などの通信会社が提供しているeSIMであれば利用することができます。契約方法は、主要キャリアではオンラインで申し込みができる他、店舗での契約も可能です。格安SIM業者の場合、多くは公式サイトでの申し込みを推奨していますが、一部の家電量販店でも契約可能です。
2. iPhone11でeSIMを利用するメリット
iPhone11でeSIMを利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つのメリットを紹介します。
2.1 デュアルSIMが利用できる
iPhone 11では、1台で2つの回線を利用できる「デュアルSIM」に対応しており、使用することで、異なる電話番号やデータプランを1台で管理できます。例えば、仕事用とプライベート用の番号を分けたい場合や、海外旅行中に一時的な通信プランを利用したい場合、利用シーンに応じて最適なプランを選べるため、コストパフォーマンスを向上させることが可能です。
スマートフォンや通信に関する市場調査を行う「MMD研究所」がデュアルSIMについて調査したところ、認知率は全体で37.6%であることが明らかになりました。
2.2 海外で利用しやすい
Phone 11は、世界中で多くの利用者がいるため、海外でもeSIMが利用できる通信会社が豊富です。
ほとんどの国や地域の通信キャリアがiPhone 11のeSIMに対応しており、現地で急にSIM通信が必要になった場合でも、現地の通信会社と迅速に契約が可能で、ローミング費用を抑えることが可能です。また、物理的なSIMカードを購入して差し替える必要がないため、現地に到着したその瞬間からスムーズにインターネットや通話を利用できるのも魅力です。
さらに、デュアルSIMの機能を活用することで、日本と海外の通信会社を同時に利用することが可能となるため通信の可用性を心配する必要がなく、旅を楽しむことができます。
2.3 コストパフォーマンス抜群
iPhone 11は、2019年9月発売と5年前のモデルで、現在、手頃な価格で手に入れることができます。Face IDや三眼カメラ、最新のDolby Atmosサウンドの搭載など、現在でも日常の使用に必要な機能は十分に備わっていることから、コストパフォーマンスの観点からみてもバランス優れていることからおすすめなモデルです。
それにより、中古品が数多く販売されており、1台あたりおよそ1.5万円程度から購入可能となっています。
しかし、iPhone 11は5G通信に対応していないため、通信速度や接続の安定性を重視する方にとっては注意が必要です。さらに、一部のeSIMサービスでは5G通信のみを提供している場合があるため、契約していざ使おうとしてもiPhone 11では利用できない可能性もあります。
そのため、eSIMサービスを契約する際には、対応している通信規格を事前に確認することが重要です。
3. iPhone 11のeSIM利用で注意すべきポイント
ここまで、iPhone11でeSIMを利用することのメリットについて紹介しましたが、注意すべきポイントもあります。ここでは、そのポイントを2つ紹介します。
3.1 SIMロックの解除
iPhone 11では、利用状況によってはSIMロックの解除が必要になる場合があります。SIMロックとは、スマートフォンが特定のキャリアのSIMカードしか使用できないように設定されている状態を指します。
総務省の指導により、2021年10月1日以降に新たに発売される携帯電話端末については、正当な理由がない限り、SIMロックを設定せずに販売することが義務付けられています。この規制により、携帯電話事業者を乗り換えやすくなり、価格競争が進むとともに、海外渡航時には現地のSIMカードを簡単に利用できるようになりました。
しかし、iPhone 11は2019年9月に発売された機種であるため、この規制の対象外です。そのため、SIMロックが解除されていない場合、他社のSIMカードを挿入しても通信が利用できないことがあります。
そのため、iPhone 11を利用する際は、事前に端末のSIMロック状況を確認することが重要です。必要に応じてSIMロック解除手続きを行うことで、スムーズに他通信事業者のSIMや海外のSIMを使用できるようになります。
3.2 機種変更時の手続きがやや複雑
iPhone 11でeSIMを利用した機種変更の手続きを行う場合、やや複雑になることがあります。
通常、物理SIMカードを使用している場合は、新しい端末にSIMカードを差し込むだけで簡単に通信が再開できるため、特別な手続きはほとんど必要ありません。しかし、eSIMを利用している場合は、単純にSIMカードを差し替えるだけでは済まず、いくつかの手順※を踏む必要があります。
まず、eSIMを新しいiPhone 11に移行するためには、eSIMの発行手続きを行う必要があります。
eSIMの発行はキャリアのウェブサイトやアプリから行うことが一般的ですが、この手続きには一定の時間がかかり、手間に感じる方も少なくありません。さらに、発行後には新しいiPhone 11での設定が必要です。この設定にはQRコードのスキャンやプロファイルのダウンロードが含まれており、初めてeSIMを利用する方にとっては少しハードルが高いと感じるかもしれません。
デュアルSIMを利用したい場合、iPhone 11では物理SIMとeSIMの両方を同時に使用できますが、それぞれの設定が必要となります。物理SIMは簡単に挿入して利用できますが、eSIMの設定には上述の手続きが必要です。したがって、機種変更を考えている方は、事前に手続きの流れを理解しておくことが重要です。
また、手続きが面倒だと感じる方や、設定に不安がある方は、キャリアのサポートを活用することをおすすめします。
※「4 iPhone 11のeSIM設定方法」にも設定方法を紹介しているのでよかったら参考にしてみてください。
4.iPhone11のeSIM設定方法
iPhone 11のeSIMの基本情報やメリットについてここまで紹介しました。それでは、実際にiPhone 11でeSIMを利用するにはどのように設定すればよいのでしょうか。ここでは、iPhone 11でeSIMを有効にするための設定方法を紹介します。
4.1 初期設定の手順
iPhone 11のeSIMを利用するためには、事前準備が必要です。以下のステップを踏んで、スムーズにiPhone 11のeSIMを設定しましょう。
1. eSIMの契約
まず、使いたいeSIMの契約を行うため、通信プランの選定と契約を行います。契約完了後は、キャリアもしくは格安SIM業者(MVNO)が提供しているeSIMのプロファイルをダウンロードしてインストールしましょう。
【参考】eSIM通販サイト:プリペイドSIMどっとこむ
2. データのバックアップ
設定前には、必ずiPhoneのデータをiCloudやiTunesなどを使って、連絡先、メッセージ、アプリのデータなどをバックアップしておくことをおすすめします。これにより、設定中に何らかのトラブルが発生してもデータを保護できます。
3. SIMロックの解除
異なるキャリアのSIMを使う場合は、iPhoneのSIMロック解除が必要です。
先でも紹介したようにSIMロックがかかっていると、特定のキャリアのSIMカードしか使用できません。通常、購入から一定期間(契約状況により異なります)が経過していれば、無料または少額の手数料で解除できます。詳しくはキャリアの店舗や公式サイトのヘルプページを参照してみてください。
4.2 eSIMの設定方法
iPhone 11でeSIMを設定する手順は、簡単に数ステップで完了します。ここでは、iPhone 11でeSIMを利用する設定方法を紹介します。
1.利用するiPhone 11にeSIMの設定
eSIMを設定するには「モバイル通信サービスを設定」をタップし、提供されたQRコードをカメラでスキャンするか、キャリアの公式アプリからプロファイルをダウンロードします。
その後、通知のタップから直接来た場合「eSIMを設定」を、もしくは、QRコード等でモバイル通信プランを追加した場合 eSIMをアクティベート画面より「続ける」をタップし、画面に従いモバイル通信プランを追加します。
2.モバイル通信プランの設定
各回線に個別の名前を設定します。回線をタップして「モバイル通信プランの名称」を入力します。名前は「仕事用」や「プライベート用」など、用途に応じて設定します。
3.モバイルデータ通信のデフォルト回線選択
これは、デュアルSIMを使う場合のみですが、メイン回線とサブ回線の通信切り替えを許可するための方法です。
まず、「モバイルデータ通信」をタップし、デフォルトで使用する回線を選択します。
たとえば、データ通信料の安い方の回線をデフォルトに設定すると、通信コストを抑えられます。また、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにしておくと、受信可能範囲や利用可能状況に応じて回線が自動で切り替えられます。
4.通話回線のデフォルト回線選択
これも、デュアルSIMを使う場合のみですが、もし音声回線を利用する場合は、通話回線のデフォルト回線を選択することをおすすめします。
「デフォルトの音声回線」をタップし、通話用の回線を選択します。デフォルトの通話回線に設定した回線が、通常の通話やSMSの送受信に使用されます。
4.3 SIMの切り替え方法
iPhone 11でeSIMを利用する際に、デュアルSIMで利用することもあります。ここではデータ回線・通信回線を利用するための切り替え方法について解説します。
まず、データ回線の場合です。
「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」の順でタップします。そうすると、現在接続している回線が表示されるため、データ回線に使用したいSIMをタップして設定完了します。
つづいて、通話回線の場合について紹介します。
「設定」>「モバイル通信」>「デフォルトの音声回線」の順でタップします。
そうすると、現在接続している回線が表示されるため、通話回線に使用したいSIMをタップして設定完了します。
なお、通話時にダイヤル画面上部でSIMを切り替えることもできます。
5. eSIMはどこを選んだらいい?
iPhone 11におすすめであるeSIMについていろいろ紹介してきましたが、ではどこのeSIMはどこを選んだらいいのか悩みますよね。おすすめは、ずばり「プリペイドSIMどっとこむ」です。おすすめポイントは以下の3点です。
・豊富なプランと安心のドコモ回線
「プリペイドSIMどっとこむ」では、日本国内向けに、データ通信量や利用期間が異なる幅広いプランが用意されています。例えば、「135GB(91日間)プラン」、「90GB(61日間)プラン」、「3GB(8日間)プラン」などがあり、利用者のニーズに合わせた選択が可能です。また、会員登録したうえSIMを購入することで販売価格より10%割引した価格で購入できます。会員登録は無料で行えるため、非常にコストパフォーマンスよく利用することができます。
さらに、国内最大手キャリアであるドコモの回線を使用しているため、山間部や沿岸部、地下など電波が届きにくい場所でも接続が安定しています。また、混雑しやすい時間帯でも速度が低下しにくく、快適に通信が利用できる点が特徴です。
・簡単な購入手順
公式サイトでは、利用したい地域や必要なデータ容量に応じたプランを選択し、オンラインで簡単に注文を完了することができます。支払い方法も多彩で、クレジットカード、Amazon Pay、PayPay、銀行振込、コンビニ決済など、さまざまな支払い手段が用意されており、利用者の利便性を考慮した柔軟な対応が可能です。
・充実したサポート体制とわかりやすい設定ガイド
「プリペイドSIMどっとこむ」では、初めてプリペイドeSIMを利用するユーザーでも安心して使えるよう、充実したサポート体制が整っています。電話での相談が可能なサポートセンターが用意されているため、疑問やトラブルが発生しても、迅速に対応を受けることができます。また、FAQセクションや設定ガイドも豊富に揃っており、簡単に設定方法を確認できるため、スムーズに利用を開始できるのが魅力です。
まとめ
この記事では、iPhone 11のeSIMについてデュアルSIMや注意すべきポイント、設定方法などを踏まえて紹介しました。
iPhone 11は、eSIM対応により、複数の通信プランを柔軟に利用できる点で非常に利便性の高いモデルです。物理SIMと併用することでデュアルSIMも可能になり、国内外での通信コストを抑えることができます。
ただし、利用前にはSIMロックの解除や適切な設定が必要になる場合があるため、事前にしっかりと準備を整えることが重要です。
本記事がiPhone11でeSIMを利用する際の参考にしていただけますと幸いです。
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