ベトナムで使えるおすすめeSIM3選を比較で紹介!使い方や事前設定の方法も
本記事では、ベトナム旅行時に使えるeSIMを3つ厳選して比較紹介します。初めてeSIMを使う人にも分かりやすく、eSIMの使い方や設定方法も解説していますので、ベトナム旅行を快適に楽しむためにeSIMを活用してみましょう。
目次
ベトナムで使えるeSIMとは何?
eSIMとは、端末内部に埋め込まれているSIMです。スマートフォンなどの端末に外部から挿入するSIMカードと異なり、現地でSIMカードを購入したり入れ替えたりする手間がありません。
手持ちのスマートフォンの操作だけでベトナムの通信サービスを利用することができ、とても便利になりました。
関連記事:eSIMとは?その仕組みとメリット・デメリットを徹底解説!
eSIMとSIMカードの違い
eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用できるまでの目安期間という観点から比較しています。
eSIM | SIMカード | |
装着方法 | 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし | 端末にカード型のチップを挿し込む |
設定方法 | eSIMプロファイルをダウンロードする | SIMカードを挿し込む |
申し込み~
利用できるまでの目安期間 |
最短即日で利用可能 | 発送から3~5日 |
SIMが必要なのはなぜ?
SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。
ベトナム旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較
ここでは、ベトナム旅行中にeSIMを使うメリットとデメリットを比較します。eSIMを使用するかどうか迷っている方は、参考にしてください。
eSIMのメリット
ベトナム旅行でeSIMを利用するメリットは、レンタルWi-Fiよりも費用を安く抑えられることです。通信費を抑えられることで、ベトナム旅行ならではの食事やレジャーなどに使える費用の割合が増えます。さらに、eSIMならSIMカードの差し替える手間がないこともメリットです。
事前準備が完了していれば、ベトナムの空港に到着したときからスムーズにインターネットを利用できます。またeSIMはSIMカードを持ち歩く必要がないため、紛失や破損などのリスクがありません。
eSIMの利用によって、快適なインターネット通信がしやすくなるためベトナム旅行を楽しみやすくなります。
eSIMのデメリット
ベトナム旅行でeSIMを利用するデメリットは、対応機種が限定されることです。どの端末でもeSIMに対応しているわけではありません。eSIMを利用する際には、お手持ちのスマートフォン端末が対応機種かどうかに注意する必要があります。
また、eSIMはeSIMは複数人・複数の端末でインターネット回線を共有するにはあまり向いていません。もしテザリングで回線を共有する場合には、テザリングの可否とデータ通信量に注意が必要です。
eSIMによってはテザリングができなかったり、テザリングのデータ通信量が制限されている場合があります。eSIMを利用する際には、対応機種と利用方法に注意しましょう。
SIMロック解除が必要なのはなぜ?
SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態です。利用制限がある状態を解除する操作がSIMロック解除であり、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。
eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限らないため、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。
ベトナムで使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法
iOS | 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている
「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある ・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone ・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降 |
Android | メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある |
ベトナムでのeSIMの使い方
ベトナムでeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroridそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。
出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。
iPhoneの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」
③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る
④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ
⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ
※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します
⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ
※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです
⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます
ベトナム到着後にする設定
①「設定」>「モバイル通信」をタップ
②登録したeSIMの回線を選択しオンにする
③「設定」 >「 SIM」>「 利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする
④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す
Andoroidの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ
※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です
④「ダウンロード」をタップ
※ダウンロード完了までしばらく待ちます
⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する
ベトナム到着後にする設定
①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
②追加したeSIMをタップ
③「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする
④メッセージが表示されたら「使用」をタップ
ベトナム旅行のeSIMなら安心の国内事業者が提供する「eSIMキング」
「eSIMキング」は、MVNOやWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供する、株式会社モバイル・プランニングが提供する海外で利用可能なプリペイドeSIMサービスです。
Web上で手続き完結、分かりやすい設定ガイド付きで、通信容量超過後も低速で利用可能なサービスです。
主要キャリアの Vietnamobile高速通信回線に対応し、最短当日受け取りも可能なので、急な必要でも安心できます。
また、Vietnamobile同士なら現地通話無制限です。
通信事業者 | Vietnamobile |
プラン
データ/日数 |
5GB 5日間/5GB 7日間/5GB 10日間
|
追加チャージ | ✖ |
販売サイト | Amazon販売ページ |
ベトナムで使えるおすすめのeSIM3選
次の項目からは、ベトナムで使えるおすすめのeSIMを3つに厳選して紹介します。おすすめのeSIMを選出ポイントは、以下のとおりです。
- ・料金の安さ
- ・サポート対応
- ・プランの汎用性
ベトナムのインターネット事情で知っておきたいことは、街中のフリーWi-Fiのつながりにくさです。フリーWi-Fiは市街地のホテルやカフェなどの公共の場所で、どなたでも利用できます。
便利に利用できるフリーWi-Fiですが、利用者数が多いと回線が混雑することがあります。人口が多い場所で回線が混雑した場合、通信の遅延や途切れが生じる可能性があります。場所による差異はあるものの、安定した通信を目指すならeSIMがおすすめです。
eSIMは物損や紛失の可能性がなく、事前の準備さえ整えておけばベトナムに到着した日から即日利用できるサービスが豊富に揃っています。ベトナムでおすすめなeSIMを確認して、利用用途と相性の良いサービスを選んでみましょう。
Holafly(オラフライ)
Holaflyはベトナムを含む170ヵ所以上の国・地域での利用に対応しているeSIMサービスです。2024年7月時点のHolafly公式サイトの情報によると、累計利用者数は53万人を超えています。そのため、Holaflyは幅広い地域でたくさんの人に利用されている実績があることが魅力です。
運営会社 | Holafly |
プラン
データ/日数 |
データ量無制限プラン
無制限/1日~90日 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・365日24時間チャットサポート
・LINEで相談が可能 |
公式サイト | https://esim.holafly.com/ja/ |
Holaflyが多くの人に利用される理由として、サポート体制の充実具合が挙げられます。365日いつでもチャットサポートが受けられるうえに、LINEアプリからも気軽に相談が可能です。またプランの柔軟性の高さでも人気を獲得しています。
データ無制限プランが最短1日700円からで、利用期間を1日刻みで確定することが可能です。短期から長期の滞在まで対応できるうえに、プラン終了後も追加購入できます。滞在日にあわせやすいだけでなく予定を変更した場合にも対応しやすいため、データ通信の容量を気にせず滞在したい人におすすめです。Holaflyならベトナム滞在中にマップや動画の閲覧で利用するとしても、データ通信量を気にせずに利用できます。
Soracom Mobile(ソラコムモバイル)
Soracom Mobileは、東京都港区に本拠地を置く株式会社ソラコムが運営しています。2024年7月時点でベトナムを含む58ヵ国での利用に対応しており、旅行や出張に便利に活用することが可能です。最大通信速度は16Mbpsなため通信環境が混雑していなければ、動画やマップの閲覧をスムーズに行うことができます。
運営会社 | Soracom Mobile |
プラン
データ/日数 |
ベトナム
1GB / 30 日 3GB / 30 日 5GB / 30 日 10GB / 30 日 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・問い合わせフォーム
・個別お問い合わせ |
公式サイト | https://soracommobile.com/ja/ |
Soracom Mobileのプランの特徴は、データ通信容量を調整しやすいことです。容量を1・3・5・10GBから選択できるため、利用する通信容量に応じて選択ができます。
長期滞在でもリーズナブルに利用できるプランが豊富で、ベトナム滞在中もコスパ良く通信環境を整えることが可能です。また、Soracom Mobileはアプリのみで設定を完結できます。
複雑な操作をしなくてもeSIMによるデータ通信を開始できるため、初めてeSIMを利用する人にもおすすめです。事前にアプリをダウンロードして用意しておくと、ベトナム到着後にすぐ利用を開始できます。Soracom Mobileなら、長期滞在でもコスパ良く簡単にeSIMを利用することが可能です。
Glocal eSIM(グローカルイーシム)
Glocal eSIMは、日本企業株式会社グローカルネットが運営するeSIMサービスです。ベトナムを含む110ヵ所以上の国・地域で利用できます。
運営会社 | 株式会社グローカルネット |
プラン
データ/日数 |
無制限プラン
無制限/7日・15日・30日 |
事務手数料 | 770円 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・電話
9:00~17:00 平日のみ ・メール 現地での不具合に対応 |
公式サイト | https://glocalnet.jp/lp/esim/ |
Glocal eSIMは、長期滞在に適した無制限プランが豊富です。無制限プランを最長30日まで取り揃えるため、ベトナムの長期滞在でeSIMを使う人に適しています。
また日本語サービスが充実しているため、初めてeSIMを利用する人も不安を解消して利用できることが魅力です。日本語による電話サポートの対応時間は平日9時から17時までであり、通信が途切れたら困るビジネス利用でも不安を低減できます。データ容量無制限でサポートが充実しているプランを選びたい人は、Glocal eSIMを選びましょう。
ベトナムで使えるeSIMに関するよくある質問
ベトナムのeSIMで無制限のサービスはある?
ベトナムのeSIMで無制限のサービスは、HolaflyとGlocal eSIMがおすすめです。Holaflyは滞在期間に応じて柔軟にプランを設定できます。Glocal eSIMは、長期滞在に適した無制限サービスが豊富です。
ベトナムに3日間滞在で、安いeSIMはどれ?
- ・Holafly
3日間/無制限→1,400円 - ・Soracom Mobile
30日間/1GB→5.89米ドル - ・Glocal eSIM
3日間/1GB→702円
ベトナムに3日間滞在で安いeSIMは、Glocal eSIMです。しかし、データ容量無制限プランを選びたい場合にはHolaflyがおすすめです。
ベトナムに4日間滞在で、安いeSIMはどれ?
- ・Holafly
4日間/無制限→1,700円 - ・Soracom Mobile
30日間/1GB→5.89米ドル - ・Glocal eSIM
4日間/データ無制限→1,300円
ベトナムに4日間滞在で安いeSIMは、Glocal eSIMです。Holaflyもコスパ良く利用できますが、4日間滞在の場合はGlocal eSIMのほうが少し安くなります。
ベトナムで電話番号付きのおすすめeSIMはある?
ベトナムでの電話番号付きのおすすめeSIMは、Gigago eSIMです。ベトナムの通信会社が提供するeSIMであり、現地電話番号が付きで受信のみの通話とSMSが行えます。
また、Gigago eSIMはベトナムの大手通信キャリアが提供するeSIMであり、快適な通信速度が期待できます。プランは6種類~8種類ほど展開していますが、売り切れの場合もあるため注意が必要です。GIGAGO公式サイトのベトナムeSIMページでプランを確認できるため、電話番号付きのeSIMがほしい人は確認しましょう。また、ほとんどのeSIMでは電話番号がつかないため、注意する必要があります。
ベトナムのeSIMで音声通話ができるeSIMはどれ?
LINEやカカオトークなどのアプリを介する音声通話であれば、どのeSIMでもデータ容量が残っていれば可能です。電話番号を使用する音声通話の場合は、GIGAGOやビナフォンが受信のみ対応しています。受信のみの場合は、こちらから発信はできないため注意しましょう。
ベトナム旅行ならeSIMが断然おすすめ
ベトナム旅行中も日本と同じようにインターネットやSNSを利用したいならeSIMを選ぶべき!ベトナム以外にも立ち寄る予定でも、幅広い地域に対応しているeSIMを選択すれば、移動中のネット環境の心配を低減できます。
eSIM.loveは革新的なテクノロジーであるeSIMに焦点を当て、その情報発信を目的とした新しいメディアプラットフォームです。株式会社モバイル・プランニングが運営しており、「eSIM.love」を通じてeSIMの普及を促進し、ユーザーに基本的な情報から最新の情報、利便性の高い使い方を提供することを目指しています。