イギリスで使えるおすすめeSIM6選を比較で紹介!使い方や事前設定の方法も
この記事では、イギリス旅行で利用できるeSIMを6つ厳選し、それぞれの特徴を比較して紹介しています。eSIMの使用が初めての方でも安心して使えるよう、設定方法や使い方についても分かりやすく解説しています。快適なイギリス旅行を実現するために、eSIMの活用をぜひ検討してみてください。
目次
イギリスで使えるeSIMとは何?
eSIMは、端末内部にあらかじめ組み込まれているSIM機能のことを指します。
従来のように物理的なSIMカードをスマートフォンに挿入する必要がなく、現地でカードを購入したり差し替えたりする手間がかかりません。
イギリスの通信サービスも、手元のスマートフォンの操作だけで利用できるため、非常に利便性が高くなっています。
関連記事:eSIMとは?その仕組みとメリット・デメリットを徹底解説!
eSIMとSIMカードの違い
eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用開始日時という観点から比較しています。
eSIM | SIMカード | |
装着方法 | 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし | 端末にカード型のチップを挿し込む |
設定方法 | eSIMプロファイルをダウンロードする | SIMカードを挿し込む |
ネットで申し込み | 最短即日で利用可能 | 発送によって3~5日 |
SIMが必要なのはなぜ?
SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。
イギリス旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較
ここでは、イギリス旅行中にeSIMを使うメリットとデメリットを比較します。eSIMを使用するかどうか迷っている方は、参考にしてください。
eSIMのメリット
イギリス旅行でeSIMを利用するメリットは、レンタルWi-Fiよりも費用を安く抑えられることです。通信費を抑えられることで、イギリス旅行ならではの食事やレジャーなどに使える費用の割合が増えます。
さらに、eSIMならSIMカードの差し替える手間がないこともメリットです。事前準備が完了していれば、イギリスの空港に到着したときからスムーズにインターネットを利用できます。
またeSIMはSIMカードを持ち歩く必要がないため、紛失や破損などのリスクがありません。eSIMの利用によって、快適なインターネット通信がしやすくなるためイギリス旅行を楽しみやすくなります。
eSIMのデメリット
イギリス旅行でeSIMを利用するデメリットは、対応機種が限定されることです。どの端末でもeSIMに対応しているわけではありません。
eSIMを利用する際には、お手持ちのスマートフォン端末が対応機種かどうかに注意する必要があります。また、eSIMは複数人・複数の端末でインターネット回線を共有するにはあまり向いていません。
もしテザリングで回線を共有する場合には、テザリングの可否とデータ通信量に注意が必要です。eSIMによってはテザリングができなかったり、テザリングのデータ通信量が制限されている場合があります。
eSIMを利用する際には、対応機種と利用方法に注意しましょう。
SIMロック解除が必要なのはなぜ?
SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態のことを言います。この状態を解除することをSIMロック解除と言い、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。
eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限りませんので、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。
イギリスで使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法
iOS | 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone
・iPad 第7世代以降のWi-Fi+セルラーモデル |
Android | メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある |
イギリスでのeSIMの使い方
イギリスでeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroidそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。
出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。
iPhoneの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」
③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る
④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ
⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ
※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します
⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ
※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです
⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます
※イギリスに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます
イギリス到着後にする設定
①「設定」>「モバイル通信」をタップ
②登録したeSIMの回線を選択しオンにする
③「設定」 >「 SIM」>「 利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする
④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す
Androidの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ
※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です
④「ダウンロード」をタップ
※ダウンロード完了までしばらく待ちます
⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する
※イギリスに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます
イギリス到着後にする設定
①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
②追加したeSIMをタップ
③「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする
④メッセージが表示されたら「使用」をタップ
イギリスで使えるおすすめのeSIM6選
Holafly
HolaflyのeSIMは、イギリスを含む世界100 カ国以上で使えるサービスです。特徴は
「データ容量が無制限」という点で、ロンドン観光でも地方都市の滞在でも通信量を気にせずに済みます。
料金は、たとえば5 日間で20.90 USD、7 日間で29.90 USD、10 日間で36.90 USD、30 日間で74.90 USDといった設定(1 USD ≈ 150 円換算で約3,100~11,200 円)です。
日本でインストールだけ済ませておき、現地到着後にモバイルデータをオンにすればすぐに通信が始まるのも便利なポイントです。
運営会社 | Holafly |
プランデータ/日数 | 無制限/5日~90日 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・365日24時間チャットサポート・LINEで相談が可能 |
公式サイト | https://esim.holafly.com/ja/ |
trifa
TrifaのeSIMは、イギリス旅行や出張向けに細かく刻まれたデータ量と利用期間から選べるのが魅力です。最少は約5 USD(約750円)前後というミニマムプランから、50 GB・60日間、さらには期間無制限で容量無制限のプランまでそろい、滞在日数や通信スタイルに合わせて無駄なく選択できます。たとえば「ちょっと地図とSNSが使えれば十分」というライトユーザーなら数百円台/日で済みます。
「動画を流しっぱなしにしたい」「テザリングでノートPCもつなぎたい」といったヘビーユース派でも、3日間の無制限が20 USD(約3,000円)程度、1か月無制限でも100 USD(約15,000円)強と、空港レンタルWi-Fiやローミングより抑えめの出費で済む場合が多いでしょう。
運営会社 | 株式会社トリファ |
プランデータ/日数 | 1GB/3日間 680円3GB/3日間 1,610円5GB/15日間 2,610円
10GB/31日間 4,850円 30GB/31日間 14,130円 無制限(3日間):2,970円 無制限(7日間):5,990円 ※1~60日間から選べる |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・日本語サポート対応 |
公式サイト | https://www.trifa.co/ja |
Airalo
AiraloのeSIMはイギリス滞在向けに小容量から大容量まで細かくプランがそろっており、最も安いのは1GB/7日で 5 USD(約750円)程度、もう少し余裕を持たせたい場合は3GB/30日で10 USD(約1,500円)、5GB/30日でも15 USD(約2,250円)と、空港レンタルWi-Fiや国際ローミングより抑えめの価格帯が魅力です。
データの使い方がメールチェックや地図検索が中心なら1 GBプランで十分ですが、ナビアプリを頻繁に開いたりSNSに写真や動画をアップする予定なら3 GB以上を選ぶと安心です。購入から設定までの流れは専用アプリで完結し、決済後に表示されるQRコードを端末で読み取れば数分でインストールが完了するため、初めてeSIMを導入する人でも迷わず使い始められます。
運営会社 | AIRGSM社 |
プランデータ/日数 | 1GB/7日間 4.50 USD(約675円)2GB/14日間 6.50 USD(約975円)5GB/30日間 11.50 USD(約1,725円) |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・年中無休・24時間体制のサポート・日本語サポートあり |
公式サイト | https://www.airalo.com/ja |
Glocal eSIM
Glocal eSIMアプリから目的地と期間を選ぶだけで購入が完了し、届いたQRコードを読み込めばインストール自体は数分で終了します。
現地では EE や Vodafone など大手キャリア網に自動接続されるため、ロンドン中心部はもちろん地方都市でもストリーミングやテザリングがストレスなく行えます。サポート面も日本語対応が充実しており、平日の9:00〜17:00(日本時間)には電話窓口が開いているので、ビジネス利用中に通信が途切れて困ったときでも相談しやすいのは安心材料となるでしょう。
運営会社 | 株式会社グローカルネット |
プランデータ/日数 | 無制限プラン無制限/7日・15日・30日 |
事務手数料 | 770円 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・電話9:00~17:00 平日のみ・メール
現地での不具合に対応 |
公式サイト | https://glocalnet.jp/lp/esim/ |
eSIM square
eSIM squareにはイギリス専用プランがあり、1 GB・3 GB・10 GBからデータ容量を選べます。料金は1 GBが780円、3 GBが1,280円、10 GBが2,980円(いずれも2025年6月時点の目安)。事務手数料がかからず、購入後すぐに使い始められるので、急にロンドン出張が決まったときでも慌てる必要がありません。
契約に縛りがなく、必要な分だけ購入できるのが大きな利点です。eSIMを端末にインストールするだけで通信が始まるため、空港で物理SIMを探したり差し替えたりする手間もなし。到着直後からGoogle マップやタクシーアプリを使えるので、ヒースロー空港からホテルまでの移動もスムーズです。
運営会社 | テレコムスクエア株式会社 |
プランデータ/日数 | 1GB:780円3GB:1,280円10GB:2,980円 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | 24時間日本語サポートあり |
公式サイト | https://www.telecomsquare.co.jp/esim/ |
VOYAGEESIM
VOYAGEESIMのイギリス向けプランは、購入から設定まですべてオンラインで完結するのが最大の特徴です。日本で決済を済ませれば、メールに届くQRコードを読み取るだけでeSIMが端末にインストールされ、ヒースロー空港に着いた瞬間からそのまま通信を始められます。もし設定がうまくいかなかった場合には返金保証が用意されているため、eSIM初挑戦でも「つながらなかったらどうしよう」という不安を抱えずに済む点が安心材料です。さらに運営元は国内上場企業のティーガイアで、日本語のサポート窓口があるので、渡航中にトラブルが起きても日本語で問い合わせができます。
通信事業者 | 株式会社ティーガイア |
プラン | 5GB/10日間 2,800円10GB/15日間 4,800円20GB/30日間 7,900円
50GB/60日間 17,800円 |
追加チャージ | 〇 |
公式サイト | https://voyageesim.com/ |
イギリスで使えるeSIMに関するよくある質問
イギリスで使える無制限のeSIMはある?
代表的なイギリスで使える無制限のeSIMは HolaflyとTrifa の2社です。
Holaflyはイギリス専用の「データ無制限」eSIMを最短5日・最長90日まで用意しており、通信量の上限や速度制限(フェアユース)を気にせずに使えます。購入後に届くQRコードを読み込み、日本でインストールだけ済ませておけば、ヒースロー空港に着いた瞬間からそのまま接続できるのが強みです。
Trifaにも同じく無制限プランがあり、3日・7日・15日・31日・60日など滞在日数に合わせて選択できます。たとえば3日無制限は約20米ドル程度で、地図を常時表示したり動画を流し続けたりするヘビーユースでも容量を気にせず使えます。
イギリス留学におすすめのeSIMは?
データを常に気にせず使いたい場合は Holafly、コストを抑えて必要な期間だけ容量無制限にしたい場合は Trifa、周遊旅行を見据えるなら VOYAGEESIM が最有力というイメージです。
この3社はいずれもテザリングに対応しているので、レポート提出前にノート PC をつなぎたいときも問題なく使えます。購入前にフェアユースポリシーや端末対応状況だけ確認しておけば、留学生活で通信に困る場面はほとんどないでしょう。
イギリスで使える電話番号付きのeSIMは?
イギリスで「データだけでなく、音声通話やSMSが使える電話番号付きのeSIM」を探す場合、選択肢は大きく分けて旅行者向けにオンライン販売されている“トラベルeSIM”と、現地キャリアやMVNOが発行する“プリペイドeSIM”の二通りがあります。
一般的なeSIMサービスでは電話番号がない場合が多いため注意しましょう。
イギリスで使えて日本で購入できるeSIMは?
まず定番として挙げられるのが Holafly で、公式サイトから英国用プランを購入すると即座にQRコードがメールで届き、日本でインストールだけ済ませておけばヒースロー空港に着いた瞬間から無制限データでつながります。
日本企業が運営しているものを選びたい場合は VOYAGEESIM が有力です。決済から開通までスマホだけで完結し、日本語サポートと返金保証が付くため、英語のサポートに不安がある人でも安心して導入できます。
イギリス旅行ならeSIMが断然おすすめ
イギリス旅行中に日本と同様にインターネットやSNSを快適に使いたい場合は、eSIMの利用が最適です。
イギリス以外の国にも訪問する予定がある場合は、複数の地域に対応したeSIMを選ぶことで、移動中の通信環境に関する不安を減らすことができます。
