タイ旅行におすすめのeSIM7選!日数別の料金比較、電話番号付きや無制限利用も解説
本記事では、タイ旅行の時に使えるeSIMを7つ厳選して比較紹介します。初めてeSIMを使う人にも分かりやすく、eSIMの使い方や設定方法も解説していますので、タイ旅行を快適に楽しむためにeSIMを活用してみましょう。
目次
タイで使えるeSIMとは何?
そもそもeSIMとは、スマートフォンなどの端末とSIMが一体になっているため、従来のSIMカードのように外部から端末にカードを挿入するという作業がありません。
旅行中にSIMカードを管理したり、紛失の心配をしたりする必要がありません。
関連記事:eSIMとは?その仕組みとメリット・デメリットを徹底解説!
eSIMとSIMカードの違い
eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用開始日時という観点から比較しています。
eSIM | SIMカード | |
装着方法 | 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし | 端末にカード型のチップを挿し込む |
設定方法 | eSIMプロファイルをダウンロードする | SIMカードを挿し込む |
ネットで申し込み | 最短即日で利用可能 | 発送によって3~5日 |
SIMが必要なのはなぜ?
SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。
タイ旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較
タイでeSIMを使うことのメリットとデメリットを比較しています。基本的には、eSIMの方がWifiレンタルやSIMカードよりもメリットが多いですが、一部デメリットも存在します。
個々の状況に合わせて、最適な選択をしましょう。
eSIMのメリット
eSIMのメリットは多々ありますが、特に物理的な形態でないことによるメリットが数多くあります。
- ○商品の受取やSIMの挿し替えの手間がない
- ○忘れたり、紛失したりする心配がない
- ○旅行中の荷物を少なくできる
- ○オンラインでいつでもどこでも購入でき、即日利用も可能
eSIMのデメリット
eSIMのデメリットは、対応機種が一部制限されている、設定方法が難しいといった点でしょう。
- ○対応機種が必要
- ○設定方法が難しい
- ○SIMロック解除が必要
- ○複数端末での利用はできない
- ○電話回線は使えないものが多い
SIMロック解除が必要なのはなぜ?
SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態のことを言います。この状態を解除することをSIMロック解除と言い、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。
eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限りませんので、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。
タイで使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法
iOS | 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている
「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある ・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone ・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降 |
Android | メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある |
タイでのeSIMの使い方
タイでeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroridそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。
出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。
iPhoneの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
- ①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
- ②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」
- ③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る
- ④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ
- ⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ
※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します - ⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ
※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです - ⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます
※タイに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます
タイ到着後にする設定
- ①「設定」>「モバイル通信」をタップ
- ②登録したeSIMの回線を選択しオンにする
- ③「設定」 >「 SIM」>「 利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする
- ④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す
Andoroidの使い方、設定方法
出発前に日本でする設定
- ①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
- ②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
- ③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ
※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です - ④「ダウンロード」をタップ
※ダウンロード完了までしばらく待ちます - ⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する
※タイに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます
タイ到着後にする設定
- ①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
- ②追加したeSIMをタップ
- ③「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする
- ④メッセージが表示されたら「使用」をタップ
タイ旅行のeSIMなら安心の国内事業者が提供する「eSIMキング」
「eSIMキング」は、MVNOやWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供する、株式会社モバイル・プランニングが提供する海外で利用可能なプリペイドeSIMサービスです。
Web上で手続き完結、分かりやすい設定ガイド付きで、通信容量超過後も低速で利用可能なサービスです。
主要キャリアのDtacの5G高速通信回線に対応し、最短当日受け取りも可能なので、急な必要でも安心できます。
また、現地通話可能 30分無料サービスもついています。
通信事業者 | Dtac |
プラン
データ/日数 |
15GB 5日間/15GB 8日間/50GB 10日間
|
追加チャージ | ✖ |
販売サイト | Amazon販売ページ |
タイで使えるおすすめのeSIM7選!
タイで使えるeSIMは数多くありますが、購入のしやすさ、使いやすさ、プランの豊富さ、サポート対応などの観点から厳選して、7つのサービスをご紹介します。
日本のソフトバンクやNTTのように各国にも通信事業者があり、タイではAISやTrueが大手の通信事業者です。
Nomad SIM
無制限プランを購入したい方におすすめ。令和元年設立の比較的新しい日本の会社(株式会社ノマドワークス)が運営しているので、問い合わせやガイド動画などもすべて日本語です。eSIMデビューの方にもおすすめです。
注意点としては、無制限で使えるeSIMデータプランはありますが、1日1GB超えると最大速度5Mbpsと通信速度が減速となります。
通信事業者 | Dtac |
プラン
データ/日数 |
無制限/5日~30日 ※特別プランがあるときは制限付き |
追加チャージ | ✖ |
公式サイト | https://sim.nomad.inc/apply/ |
Airalo
2019年にシンガポールで誕生した海外渡航者向けのeSIMストアです。
アプリはアップルストアでも4.6と高評価。日本語チャット機能もあるので利用するならアプリの方がおすすめです。
海外のサービスとなりますので、口コミの多くは海外の人ですが、日本人の口コミの記載もあるので、気になる人は口コミの詳細をアプリストアでチェックしてみると良いでしょう。
通信事業者 | AIS |
プラン
データ/日数 |
1GB~20GB /7日~30日 |
追加チャージ | チャージオプション有り |
公式サイト | https://www.airalo.com/ja/thailand-esim |
きもちeSIM
コールセンター事業も手掛ける、東アジア圏の通信事業に強い会社(株式会社DDM)が運営しています。
インストール方法の動画などが充実しています。また、LINEで気軽に無料相談ができるので不安なことは購入前や渡航前に確認できます。
購入GB数使用後は384kbpsで低速通信となる点、使用者の口コミがサイト上にはほとんどないので、その点注意は必要です。
通信事業者 | Dtac、AIS |
プラン
データ/日数 |
15MB/8日間
50GB/10日間 |
追加チャージ | ✖ |
公式サイト | https://kimochiesim.com/shop/list.php?ca_id=1060 |
trifa
trifaは、日本語対応や柔軟なプラン設定が魅力のeSIMサービスで、タイ旅行にもぴったりの選択肢です。
世界100か国以上に対応しており、アプリを通じて目的地に応じたプランを選び、即時に利用開始できることが最大の特長です。通信キャリアは現地の主要プロバイダー(タイではAISやTrueMoveなど)に対応しており、4Gや5Gの高速通信に接続することができます。
無制限プランもあり、動画視聴やSNSの頻繁な利用がある方にも安心です。いずれのプランも、テザリングに対応しているため、ノートパソコンやタブレットとの共有利用にも便利です。
運営会社 | 株式会社ERAKE |
プラン
データ/日数 |
データ/日数
1GB・3GB・10GB/7日間・15日間・31日間など |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・日本語チャットサポート(24時間対応) |
公式サイト | https://www.trifa.co/ja |
日本語でのサポートが受けられるため、設定に不安がある方や、初めてeSIMを使う方でも、公式ガイドやチャットサポートが整っているため、安心して利用することができます。事前にeSIMをインストールしておけば、タイの空港に到着したその場で通信が可能になるため、現地のSIMカードを探す手間もありません。
trifaは、すべての手続きがアプリまたはWebで完結し、購入から最短3分で利用開始できるという手軽さもポイントです。スマートフォンの操作に慣れている方なら、初めてのeSIMでも問題なく使い始めることができるでしょう。
World eSIM
World eSIMは物理SIMの差し替えや受け取りの手間が不要で、オンライン上ですべての手続きが完了します。
World eSIMは、150か国以上の地域に対応しており、タイ旅行のような単一国の滞在はもちろん、アジア周遊や世界一周のような旅にも対応できます。提供されるプランは、1日あたり数百MBのライトプランから、無制限に近い大容量プランまで幅広く、自分の旅程や通信スタイルに応じて柔軟に選ぶことができます。
運営会社 | 株式会社ビジョン |
プラン
データ/日数 |
1日あたりのデータ容量と無制限の4種類
500MB・1GB・3GB/1日~30日 |
事務手数料 | 無料
※初期費用に700円+消費税が必要 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・Webフォーム
※9:00~18:00まで対応 |
公式サイト | https://jp.world-esim.com/ |
また、国別プラン・地域別プラン・世界共通プランが用意されているため、タイのみを訪れる場合でも、周辺国と合わせて滞在する場合でも、それぞれに適したeSIMを選択できるのが利点です。
購入後は、メールなどで送られてくるQRコードを読み込むだけでeSIMのインストールが可能です。eSIM対応のスマートフォンであれば、特別な機器や店舗訪問は必要ありません。出発前に設定を済ませておけば、タイ到着と同時に通信を開始できます。
World eSIMは、複雑な契約なしに、シンプルでスピーディーに海外通信を確保できる便利なサービスです。タイ旅行の通信手段としてはもちろん、将来的に複数国を訪れる予定がある方にとっても非常に柔軟で使いやすい選択肢となるでしょう。
ご利用の際は、ご自身の端末がeSIM対応かどうかを必ずご確認ください。また、提供元によってプランや価格、サポート内容に違いがあるため、複数のeSIMストアを比較して選ぶことをおすすめします。
Glocal eSIM
Glocal eSIM(グローカル eSIM)は、ポケットWi-Fiなどで知られるGlocalMe(グローカルミー)ブランドが提供する、SIMカード不要で使える海外用モバイル通信サービスです。
端末にあらかじめ組み込まれているeSIM機能を利用することで、渡航先に到着後すぐにインターネットを利用できる点が大きな魅力です。
このサービスは、特に日本人旅行者やビジネスパーソン向けに最適化されており、日本語でのサポートや分かりやすい購入画面が用意されているため、海外通信に不安がある方でも安心して利用できます。
運営会社 | 株式会社グローカルネット |
プラン
データ/日数 |
無制限プラン
無制限/7日・15日・30日 |
事務手数料 | 770円
※2024年6月時点では無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・電話
9:00~17:00 平日のみ ・メール 現地での不具合に対応 |
公式サイト | https://glocalnet.jp/lp/esim/ |
Glocal eSIMは、世界140か国以上に対応しており、タイも対応国の一つです。首都バンコクやチェンマイ、プーケットといった主要観光地でも安定した通信が期待できます。
Glocal eSIMの購入から利用開始までは、すべてオンラインで完結します。申し込み後に受け取ったQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、最短数分でインターネットの利用が可能です。物理SIMカードの郵送や店舗での受け取りは必要なく、出発前の空き時間に準備できます。
ソラコムモバイル
SORACOM Mobile(ソラコムモバイル)は、日本のIoT通信事業者である株式会社ソラコム(SORACOM, INC.)が提供する、個人向けのeSIMサービスです。
もともと法人・開発者向けにIoT通信を提供していたSORACOMが、一般ユーザーにも使いやすいeSIMサービスとして展開しています。
日本企業の提供であり、日本語サポートがしっかりしている点や、料金・利用状況の見える化が進んでいる点などから、初めてeSIMを使う方にも適したサービスとなっています。
SORACOM MobileのeSIMは、世界160以上の国と地域に対応しており、アジア、ヨーロッパ、北米を含む広範囲で利用が可能です。もちろん、タイもカバー対象国に含まれており、タイ旅行時にも利用することができます。
このeSIMは、海外旅行や短期出張、またはセカンドデータ回線を必要とする国内利用者まで、さまざまなニーズに対応できる設計となっています。
運営会社 | Soracom Mobile |
プラン
データ/日数 |
ベトナムタイ単体プラン
1GB / 30 日 $9.49 3GB / 30 日 $27.49 5GB / 30 日 $45.49 10GB / 30 日 $87.99 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・問い合わせフォーム
・個別お問い合わせ |
公式サイト | https://soracommobile.com/ja/ |
利用には、SORACOM Mobileアプリをダウンロードし、アプリ内でeSIMを購入するだけで、すぐに設定が可能です。対応機種であれば、QRコードの読み込みやプロファイルの手動入力などの煩雑な作業を行わずに、アプリ内で完結する点が便利です。
eSIMを利用するには、SIMフリーかつeSIM対応の端末が必要です。インストールは数分で完了し、海外に到着した直後からデータ通信が使える状態にできます。
SORACOM Mobileは日本企業が運営しているため、日本語での丁寧なサポートが受けられる点が安心です。公式Webサイトやアプリからヘルプ情報や問い合わせができ、eSIMが初めてという方にもわかりやすく設計されています。
通信品質についても、SORACOMが提携するグローバルキャリア網を利用しており、安定した4G通信が期待できます。
タイ旅行で使えるeSIMに関するよくある質問
Q1. タイで電話番号付きで、おすすめのeSIMはどれ?
mewfi Billion Connect Alomond などが電話番号付きのeSIMを販売しています。
Q2. タイで5日間〜7日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?
Q4. タイで30日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?
Q5. タイで使えるeSIMは、即日利用も可能ですか?
即日利用できるものがほとんどです。
購入後に送られてくるメールの内容をよく読み、手順通り設定を進めることがスムーズな利用のポイントです。
Q6.タイで無制限利用できるeSIMはある?
タイで無制限利用できるeSIMは以下のとおりです。
- Nomad
無制限/5日~30日間対応 - trifa
無制限/3日間~ - Glocal eSIM
無制限/7日~
タイで無制限利用ができるおすすめeSIMは、Nomad、trifa、Glocal eSIMの3社です。
とくに日本語サポートが整っているのはNomadとtrifaです。
無制限利用できるeSIMなら、動画の視聴やSNSの投稿、地図アプリの利用など、どれだけ使っても追加料金なしです。
また、写真や動画のアップロード、通話アプリの利用も通信制限を気にせず使えるので、旅行がより快適になります。
フリーWi-Fiがない場所でも、常にインターネットに接続できるため、移動中や地方の観光地でも安心でしょう。
旅行中にデータ使用量を気にせず、SNSや動画視聴、マップ利用などをしたい方には、これらの無制限eSIMが非常におすすめです。
タイ旅行ならeSIMが断然おすすめ
タイのモバイル通信速度は、37.85MBPS(2023年)と日本の通信速度40.92MBPS(2023年)と若干日本よりも遅いですが、ほとんど大差がないので、モバイルの通信環境も良好です。
首都バンコクをはじめ、プーケットやチェンマイなどのリゾート地を含むタイ全土で利用できます。インターネット環境があれば、スマホひとつでタイ旅行中の写真を友人にシェアしたり、SNSのアップデートもスムーズに行えます。
関連記事:バンコクのeSIMは5Gが爆速!Wi-Fiも無料でお得に使える
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