株式会社ソラコムが次世代技術「iSIM」の提供開始!
株式会社ソラコムはSIMの次世代技術「iSIM」の提供を開始します。
これにより今後ユーザーは「SIM」「eSIM」の必要がなくなり「iSIM」1つの購入のみで済むことでしょう。
今回は、株式会社ソラコムの次世代技術「iSIM」の提供開始について詳しくご紹介します。
目次
①株式会社ソラコムが次世代技術「iSIM」の提供開始のポイントとは?
ポイントは次の3点です。
❶今後「iSIM」が提供されることで「SIM」「eSIM」などが不要になる
❷2023年中に「iSIM」対応モジュールであるQuectel 「BG773」、村田製作所 「Type 1SC」の提供開始が予定されている
❸「iSIM」の提供はSORACOM IoTストア、ユーザーコンソールから提供される
モジュールとはパーツ(チップ)のことです。
➁株式会社ソラコムとはどんな企業なのか?
株式会社ソラコムとは、IoTプラットフォーム「SORACOM」を提供しているIoT通信系企業です。
特徴はIoTをはじめとする「テクノロジーの民主化」を推進していることです。
設立は2014年11月からになります。
現在株式会社ソラコムはKDDIグループの一員です。
➂「iSIM」とは何か?
「iSIM」とは、SoC統合型SIMのことです。
「iSIM」の正式名称は「SoC Integrated SIM」といいます。
意味は、SoCの中に「SIM」をintegrate(統合する・入れ込む)技術という意味です。
「iSIM」の読み方は「アイシム」と呼びます。
④SoCとは何か?
SoCとは、複数の異なる機能を一つに集約したチップのことです。
具体的にSoCには次の機能がまとめて搭載されています。
CPU・メモリ・ストレージ・GPU・DSP・NPU・I/O・USB・MIPIインターフェース・通信機能などです。
SIMの次世代技術である「iSIM」とは、SoCの中に「SIM」「eSIM」も統合するというものです。
SoCは「System-on-a-chip」の略称になります。
SoCの読み方は「ソック・エスオーシー」と呼びます。
⑤SORACOM Air for セルラーとは何か?
SORACOM Air for セルラーとは、IoT 向けのデータ通信 SIM提供サービスのことです。
SORACOM Air for セルラーは次のようなサービスです。
❶IoT・M2M向けのサービスである
❷APIで一括管理できる
❸クラウドに対応している
❹最安の基本料金は月額約55円〜から利用できる
⑥今後提供が開始されるモジュールとは?
今後提供が開始されるモジュールは次の2つのモジュールです。
❶Quectel 「BG773」
❷村田製作所 「Type 1SC」
「BG773」の開発を担当するのは、中国の上海に本拠を構えるIoT/M2Mグローバルサプライヤー「クエクテル・ワイヤレス・ソリューションズ社」です。
「Type 1SC」の開発を担当するのは、最先端で多機能な高密度モジュールを製造している京都・長岡京市にあるBtoBメーカー村田製作所です。
⑦株式会社ソラコムの「iSIM」はどこで提供されるのか?
今後、株式会社ソラコムの「iSIM」が提供されるのは「SORACOM IoTストア」「ユーザーコンソール」から提供されます。
SORACOM IoTストアとは、株式会社ソラコムが提供するIoTデバイス専用の通販サイトのことです。
ユーザーコンソールとは、株式会社ソラコムが提供するIoTのWebコンソール提供プラットフォームのことです。
Quectel 「BG773」と村田製作所 「Type 1SC」が提供されるのは2023年中を予定しています。
まとめ
今回は株式会社ソラコムの次世代技術「iSIM」の提供開始についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると、株式会社ソラコムの次世代技術「iSIM」は、2023年中にQuectel 「BG773」、村田製作所 「Type 1SC」の2つがSORACOM IoTストア、ユーザーコンソールから提供されるということです。
- 参照元:次世代SIMテクノロジー「iSIM」の商用化と対応モジュール提供を発表(掲載日時: 2023年7月6日 12時00分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000034562.html
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