eSIM Beginner
2024年4月30日

povo2.0のeSIM購入が簡単に!データプランを身分証明書なしで買ってみた

月額基本料金が無料のpovo2.0から新たにデータ専用プラン「povo2.0 データ専用」が登場しました。従来の音声プランではオンラインで申込をする際に、身分証明書のスキャンや顔写真による本人確認が必要でした。ところが新たなデータプランはそれらの煩わしい作業が必要なく、最短3分で利用可能になるとのこと。さっそくiPhone 12 miniを使って契約してみました。

 

データ通信だけならデータプランが手軽

「povo2.0 データ専用」は音声通話やSMSが不要な人に最適なプランです。eSIM内蔵のタブレットにも向いたプランと言えるでしょう。スマートフォンでも通話はメッセンジャーやSNSの通話機能を使うのならば、購入も手軽なデータ専用プランを使うのもありです。ただし従来からの「通話+データプラン」に対して、以下のことができません。

 

  • ・通話およびSMSの送受信
  • ・電話番号の引継ぎ(MNP)
  • ・povo2.0におけるauかんたん決済(通信料金合算支払い)の利用
  • ・海外ローミングの利用
  • ・SIMカードでの利用(eSIMのみ対応)
  • ・SIM再発行
  • ・「データ専用」から「通話+データ」への変更

物理的なSIMカードの発行は無く、eSIM専用プランとなります。電話番号が無いため通話やSMSができず、またMNPも利用できません。SIM紛失時は再発行ができないため、機種変更もできない点は注意が必要です。そのためスマートフォンを買い替えたときなどはデータを使い切る必要があります。

 

手軽に契約できるデータ専用プラン

 

契約は簡単、夜間受け付けは翌朝eSIM発行

契約手順は本人認証が無いため簡単です。

スマートフォンでWi-Fiに接続し、povo2.0のホームページから「データ専用」のお申込みをタップ。次のページでスクロールすると、最初に必ずデータトッピングを購入する必要があります。povo2.0の音声+データプランはトッピング無しで契約できましたが、こちらのプランは「データ使い放題24時間」または「データ追加0.3GB / 365日間」のどちらかの購入が必要です。なお価格はどちらも330円。好みのトッピングをタップして選択したら、画面をさらにスクロールしていきます。重要事項説明があるので1つずつタップして開いて読み、完了させる必要があります。

 

データ専用ページから申し込み。トッピングは必須だ

 

すべての重要項目を読んだら「上記の項目すべてを確認し、同意しました」のBOXにチェックを入れ、アカウント登録へ進みます。まずはメールアドレスを入力して「認証」をタップ。入力したメールアドレスに認証コードが届くので、それを入力して続けます。

 

メールアドレスを認証する

 

続いて電話番号認証を行います。入力した電話番号にSMSで認証コードが届くので同様に入力します。このようにpovo 2.0のデータ専用プランは「メールアドレス」「スマートフォンの電話番号」が必要です。電話番号認証が済んだら、住所を入力していきます。

 

電話番号認証後、住所を登録

 

最後に支払方法を入力。今後povo2.0を使い続けるときに、データトッピングを素早く購入できます。今回はクレジットカード情報を入力して完了しましたが、夜20時から翌朝9時2分の間に申請した場合は9時30分以降にeSIMが発行されるとのこと。今回は午前9:17に作業を完了。この後ページを何度かリロードして待ちます。

 

支払方法を入力。すぐにはeSIMは発行されないようなので画面を更新して待つ

 

途中でちょっと休憩したりしてしまいましたが、9:31には画面を更新するとeSIMのQRコードが発行されていました。あとはeSIMをインストールするだけです。iPhoneならQRコードのスクショを取っておき、eSIMの追加から「QRコードの使用」→「写真を開く」で先ほどのスクショを選ぶだけと簡単です。

 

eSIMのQRと登録情報が届いた。あとはインストール

 

eSIMのインストールが終わると電話番号もすぐに表示されます。あとはインストールされたeSIMを選んでわかりやすい名称に変更(今回は「povo 2.0」)、Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信を選べば無事データ通信が可能になります。

 

eSIMインストール後は適当な名前に変更、データ通信をONにするとつながる

 

アプリでトッピングも可能、使い勝手は変わらない

さてデータ通信専用プランでも、povo2.0アプリの利用は可能です。スマートフォンにアプリをインストール後、登録メールアドレスを使ってログイン(認証コードがメールで届きます)、あとは好きなプランをトッピングできます。通常の音声+データのeSIM同様、180日以内にトッピングしないと自動的に解約されます。

 

アプリにログイン後は現在使っているプランが表示される。追加のトッピングもそのまま可能だ

 

povo2.0は5Gにも対応しており、都内で5G接続中に速度テストを行ったところ約270Mbpsとかなりの速度が出ました。

povo2.0は基本料金がかかりませんから、とりあえず契約してeSIM対応端末に入れておき、メインのSIM(たとえばau以外)が回線速度が遅い時に、povo2.0に切り替えてデータトッピングして緊急用の通信回線にする、という使い方も出来そうです。契約の敷居も低いので、eSIM対応スマートフォンを持っている人は予備用途としてpovo 2.0のデータ専用プランを契約しておくのもいいでしょう。

 

5Gにつながればかなり高速だ

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