日本HP、eSIMによる常時接続が可能なモバイルPCを個人向けに販売開始
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モバイルデータ通信機能搭載PCの機動力
昨今はクラウドサービスの利用が一般的になってきましたので、PCからのインターネット接続は不可欠です。そうした中で、日ごろからノートPCを持ち歩いて出先で仕事をこなしているユーザーにとっては、場所を問わずPCを開いた瞬間から直ちにネット接続できるモバイルデータ通信機能搭載PCの機動力は計り知れません。
そうした中で、PCメーカー各社はWi-FiやBluetoothの他に、モバイルデータ通信機能を内蔵したノートPCをラインアップに加えていたりします。
なかでも、日本HPはKDDIとの協業により2023年11月からMVNOサービス「HP eSIM Connect」を開始し、法人向けにデータ通信5年間無制限利用権付の常時接続モデルを販売してきました。
このほど、ようやく個人のユーザー向けにもこのデータ通信利用権付モデルが市販されることになりました。データ通信5年間300GBの利用を上限とした「HP eSIM Connect LITE by povo」モデルとして、個人向けに販売を開始しました。
HP eSIM Connect LITE by povo の概要
このほど日本HPが設定した「HP eSIM Connect LITE by povo」は、auの4G LTE/5Gネットワーク対応の常時接続サービスとなり、データ通信5年間300GBの利用を上限としてノートPCにバンドルされて販売されます。
これまでは法人向けのサービスでしたが、フリーランスや法人格を持たないユーザー、出先での作業が多い個人のユーザー向けとして、常時接続サービスを提供するということです。
対応モデルは、法人向け14インチ型次世代AI PC「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」、13.3インチ型ハイエンド「HP EliteBook 8 G1a 13 」、14インチ型ミッドレンジ「HP ProBook 4 G1a 14」の3機種です。製品には5年間で300GBを上限としたデータ通信利用権が付属します。オンライン上でデータ容量を自由にカスタマイズできる「povo2.0」と、KDDIグループのWi-Fi事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する「ギガぞうWi-Fi」を併用することで、データ容量を効率的に使うことができます。
HP eSIM Connect LITE by povo 対応モデルと価格、発売日
HP EliteBook X G1i 14 AI PC
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/elitebook_x_g1i/
HP EliteBook 8 G1a 13
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/elitebook_8_g1a_13/
HP ProBook 4 G1a 14
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/probook_4_g1a_14/
購入後の回線申込の流れ
HP eSIM Connect LITE by povo 対応モデルの購入後、下記手順でeSIM回線の利用開始手続きを行います。
購入後の回線申込みの流れ
HP eSIM Connect LITE by povo オンラインストア
https://jp.ext.hp.com/campaign/personal/others/esim/
HP eSIM Connect LITE by povoポータル
https://chp.wi2.ne.jp/
名桜大学人間健康学部健康情報学科教授。’90年代から携帯電話端末のレビューやサービスの解説を行ってきた。携帯電話情報サイトの編集長などを務めた後、2009年に大学教員に転身。以後スマートフォンの社会での活用などを研究テーマとして活躍。現在は医療・ヘルスケア分野へのデジタルデバイスの応用を中心に研究に従事。携帯電話コレクターとしても知られる。