木暮祐一のeSIM奮闘記
2025年8月26日

日本HP、eSIMによる常時接続が可能なモバイルPCを個人向けに販売開始

モバイルデータ通信機能搭載PCの機動力

昨今はクラウドサービスの利用が一般的になってきましたので、PCからのインターネット接続は不可欠です。そうした中で、日ごろからノートPCを持ち歩いて出先で仕事をこなしているユーザーにとっては、場所を問わずPCを開いた瞬間から直ちにネット接続できるモバイルデータ通信機能搭載PCの機動力は計り知れません。

そうした中で、PCメーカー各社はWi-FiやBluetoothの他に、モバイルデータ通信機能を内蔵したノートPCをラインアップに加えていたりします。

なかでも、日本HPはKDDIとの協業により2023年11月からMVNOサービス「HP eSIM Connect」を開始し、法人向けにデータ通信5年間無制限利用権付の常時接続モデルを販売してきました。

このほど、ようやく個人のユーザー向けにもこのデータ通信利用権付モデルが市販されることになりました。データ通信5年間300GBの利用を上限とした「HP eSIM Connect LITE by povo」モデルとして、個人向けに販売を開始しました。

HP eSIM Connect LITE by povo の概要

このほど日本HPが設定した「HP eSIM Connect LITE by povo」は、auの4G LTE/5Gネットワーク対応の常時接続サービスとなり、データ通信5年間300GBの利用を上限としてノートPCにバンドルされて販売されます。

これまでは法人向けのサービスでしたが、フリーランスや法人格を持たないユーザー、出先での作業が多い個人のユーザー向けとして、常時接続サービスを提供するということです。

対応モデルは、法人向け14インチ型次世代AI PC「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」、13.3インチ型ハイエンド「HP EliteBook 8 G1a 13 」、14インチ型ミッドレンジ「HP ProBook 4 G1a 14」の3機種です。製品には5年間で300GBを上限としたデータ通信利用権が付属します。オンライン上でデータ容量を自由にカスタマイズできる「povo2.0」と、KDDIグループのWi-Fi事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する「ギガぞうWi-Fi」を併用することで、データ容量を効率的に使うことができます。

 

HP eSIM Connect LITE by povo 対応モデルと価格、発売日

 

HP EliteBook X G1i 14 AI PC
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/elitebook_x_g1i/

HP EliteBook 8 G1a 13
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/elitebook_8_g1a_13/

HP ProBook 4 G1a 14
https://jp.ext.hp.com/notebooks/business/probook_4_g1a_14/

購入後の回線申込の流れ

HP eSIM Connect LITE by povo 対応モデルの購入後、下記手順でeSIM回線の利用開始手続きを行います。

購入後の回線申込みの流れ

HP eSIM Connect LITE by povo オンラインストア
https://jp.ext.hp.com/campaign/personal/others/esim/

HP eSIM Connect LITE by povoポータル
https://chp.wi2.ne.jp/

 

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