端末と回線の棚卸ついでに愛用端末と利用回線契約を披露!
新年あけましておめでとうございます。eSIM.loveをご愛読いただき誠にありがとうございます。eSIM.loveではこれからもeSIMをめぐるトピックやレビューを中心に情報発信を続けてまいります。
eSIM.love創刊から連載(?)を書かせていただいておりますが、今回は新春特別企画(?)ということで、筆者が現在愛用中の端末と回線契約を披露しちゃいましょう。気が付けば増えてしまう回線契約を定期的に見直したりするのですが、とくに年末には端末やSIMカードの棚卸しを兼ねて、所有回線一覧をまとめたエクセルシートの更新とあわせて念入りに行っています。
端末コレクターでもある筆者は、かつては様々な媒体で携帯電話端末やサービスのレビューを執筆してきました。各社のサービスを論評する上で、当然のことながら自前で各キャリアの通信回線を契約し、実際に使用した上で記事を書いてきました。またどこでも確実に通信が可能なように、異なる通信キャリアの回線を同時に持ち歩くことで冗長化も図ってきました。そんなことで多い時は20回線を超える回線契約を所持し、また端末も通信キャリアごとに多数のモデルを持ち歩いたりしていたのですが、SIMフリー時代となってキャリアに依存しない端末が利用できるようになったことと、さらに昨今はデュアルSIM端末が当たり前となったことで、回線契約も最小限に、そして持ち歩く端末数も大幅に減らすことができました(笑)。
ということで結論から申し上げると、現在持ち歩いている端末は4台、この端末上で7回線の通信契約を使用しています。その他に予備回線として3回線をSIMカードのまま持ち歩いています。計10回線とは、思えば随分と回線ダイエットをすることができました(笑)。以下がその一覧表です。一部電話番号は伏せております。
日ごろ持ち歩いている端末と回線
では、順に使用している端末と通信契約についてもう少し詳しくご紹介しましょう。
目次
Galaxy Fold 4
メイン端末のGalaxy Fold 4(povoとソフトバンクを使用)
メインで使用している端末はサムスンのGalaxy Fold 4です。もう2世代前のモデルではありますが、なかなか最新端末を購入する予算もなく(涙)、Fold 4を現役で活用しています。いわゆる横折り型スマホで、一度この形状のモデルを使い始めると、もうストレートの一般的なスマホに戻れません。通常は折りたたんだ状態で使いつつ、ここぞという時に折り畳みを開けば大画面表示に切り替わります。これは本当に便利です。
横開きで開くとこんな大画面に、これがもう手放せません
これまで長年に渡って音声通話に使ってきたメイン回線を、現在はpovoで契約してこの端末の主回線として使用しています。povoはご存じのとおり、基本使用料は掛からず「トッピング」と呼ばれる豊富なオプションを追加して使用できるサービスです。例えば電話番号を維持するだけといった場合に大変ありがたいサービスなのですが、筆者の場合はpovoに「通話かけ放題」(1,650円/月)のみを設定してかけ放題の音声通話専用回線として活用しています。
他社にもかけ放題系のサービスは存在しますが、多くは専用アプリなどを使って通話するタイプのもので、それですと通話品質が劣化してしまいます。povoの「通話かけ放題」ならばネイティブの通話アプリを通じてVoLTEの高品質な音声で通話できるのでとても助かっています。
そして、このGalaxy Fold 4にはもう一回線、ソフトバンク契約の回線を入れ、こちらの回線でデータ通信を利用しています。
iPhone 15 Pro
iPhoneメイン端末はiPhone 15 Pro(UQモバイルと日本通信(ドコモ回線)を使用)
メイン端末はandroidなのですが、様々なスマホ向けサービスをレビューするにはiPhoneも欠かせません。iPhoneのメイン端末はiPhone 15 Proを愛用しています。すでに16 Proも登場していますが、こちらも予算の都合で手を出せず(涙)。かつては、初代iPhoneは米国まで買いに行きましたし、日本で販売が始まったiPhone 3G以降は少なくともiPhone Xまでは発売日初日に購入していたのですが、それ以降のモデルは今一つ冷めてしまって気が向いたときに買い替える(買い増す、が正しいか…)ようになりました。
このiPhoneですが、音声通話サブ回線とデータ通信用にUQモバイル契約のeSIMと、予備回線として日本通信契約(ドコモ回線)のeSIMを入れて利用しています。
メイン端末のGalaxy Fold 4と、iPhoneメイン端末のiPhone 15 Proの2台で、ドコモ、au、ソフトバンクの主要3キャリアのネットワークをカバーしています。
iPhone 12 mini
iPhoneサブ端末はiPhone 12 mini(IIJmio(au回線)と楽天モバイルを使用)
じつは歴代iPhoneシリーズの中で、最も気に入っているのがこのiPhone 12 miniです。サブのiPhoneとして長年愛用中です。すでに一度バッテリーの交換もしていますが、外装も傷つけないよう、丁寧に使っています。昨今はとかくスマホが大型化していますが、握りなおさずに親指でスクリーン上の操作ができるこのiPhone 12 miniサイズ感は筆者的にはベストと思います。後継モデルのiPhone 13 miniの中古モデルの値がこなれてきたら、今後の運用のために複数台ゲットしておきたいところです。
このiPhone 12 miniはメイン端末たちが電池切れしたなどの時の予備端末として、予備回線を入れて持ち歩ています。IIJmio(au回線)のeSIMと、楽天モバイルの物理SIMを入れて利用しています。
iPhone 14
業務用に借受けているiPhone 14(ソフトバンク)
こちらのiPhoneは業務用端末として某勤め先から貸与されているもので、正直なところ何の愛着もありません(笑)。一応、普段持ち歩いている端末ということで、こちらの記事内に記述しておきます。
貸与端末なので勝手にSIMを差し替えたり、追加することは許されていません。ソフトバンク契約の物理SIMが入っています。
SIMケース
使わないSIMを入れておくSIMカードケース
どこに行った時だったか記憶が定かではありませんが、海外を旅行した際に、航空機内(海外の航空会社)の機内販売でゲットしたSIMカードケースを長年愛用しています。今では通販でこの手のものを購入できますが、なかなか良さげなものが少ないんです。
このSIMカードケース内に、予備回線のSIMを入れて持ち歩いています。SIMカードケースに入っている回線は、普段使いの回線でデータ容量が足りなくなってしまった際に差し替えて使用したり、あるいは私用以外の端末レビューなどの際に使用しています。
スマホ端末自体がSIM保管場所として重宝
まだまだ1台のスマホで2回線を利用するデュアルSIMが十分に浸透していませんが、使いこなすと本当に便利です。音声通話用とデータ通信用でそれぞれ別回線を入れるとか、あるいは業務用と私用を別回線にするとか、色々な使い道がありますが、こうして端末と回線の棚卸しをしてみると、筆者の場合はただ単にSIM(通信回線)の保管用としてデュアルSIMのスマホを愛用している感じですね(笑)。
コントロールセンター画面で各端末のキャリアと電波強度を見ると嬉しくなりませんか?!(笑)
なかなか昨今はスマホ端末も高価で、頻繁に最新端末を購入できないのが悩みどころ。しかもiPhoneばかりがカバンの中を占める一方で、もう少し個性的な端末やキワモノ端末に手を出したいなと思う今日この頃です。
ということで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
名桜大学人間健康学部健康情報学科教授。’90年代から携帯電話端末のレビューやサービスの解説を行ってきた。携帯電話情報サイトの編集長などを務めた後、2009年に大学教員に転身。以後スマートフォンの社会での活用などを研究テーマとして活躍。現在は医療・ヘルスケア分野へのデジタルデバイスの応用を中心に研究に従事。携帯電話コレクターとしても知られる。