KDDIが「povo2.0 データ専用」を3月27日より開始!
KDDIはauのネットワークで利用可能なオンライン専用プラン「povo」にデータ通信専用となる「povo2.0 データ専用」を3月27日より開始しました。従来の「povo2.0」に比べ、音声通話やSMSが利用できないデータ通信専用のプランです。そもそも「povo2.0」も維持するだけなら無料だったわけですが、データ通信専用プランはどんなメリットがあるのでしょうか。
目次
データ通信専用だから身分証明書のアップロードが不要
音声通話ができる通信回線は契約者の本人確認が厳格で、免許証やマイナンバーカードの提示(アップロード)が必須でした。しかしデータ通信専用のプランであれば、決済手段(クレジットカード)の登録こそ必要ですが、面倒な本人確認書類のアップロードが不要! なので、簡単に契約できます。筆者もさっそく契約してみましたが、申し込みから利用開始までわずか3分程度で完了!
いざ電波が入らない、そんな時に重宝
地域や場所によって、各通信キャリアの電波状況はまちまちですよね。人が集中する大都市の中心部などは、最近ではソフトバンクが安定して使えるといった声も聞かれます。ちなみに筆者が暮らす沖縄県では圧倒的にauのネットワークが強く、とくに離島に行くとau以外が使えないといった場所にたびたび遭遇します。
しかし、そんな場所でどうしても安定した通信を利用したい、そんなケースがたびたびあります。そうしたときに、この「povo2.0 データ専用」が役立ちそうです。
「povo2.0 データ専用」について
「povo2.0 データ専用」の概要は以下の通りです。
1. 提供内容
データ通信(音声通話・SMS送受信は不可)
2. 料金
基本料0円に、「povo2.0」の国内データトッピングを利用可能です。例えば「データ使い放題(24時間)330円」のご利用で、急遽外出先でデータ通信を使いたい場合も安心です。
なお、「povo2.0 データ専用」利用開始時に下記いずれかのトッピングの購入が必要です。いずれかのトッピングを購入後、通常の国内データトッピングも追加で購入できます。
<利用開始時に購入が必要なトッピング>
「データ使い放題(24時間)」330円
「データ追加0.3GB(365日間)」330円
3. 利用開始方法
povo2.0のアプリまたは公式サイトから、申し込みと利用開始の手続きが可能です。
4.申し込み時の注意事項
別にご利用中の主回線電話番号にて、認証SMSの受信が必要です。認証SMSを受け取る電話番号の通信事業者は問いません。
申し込み時にはデータ通信が必要です。主回線のデータ通信またはWi-Fi環境をご利用ください。
5. 対象機種・SIM
eSIM対応機種でのみ利用可能です。対象機種一覧はこちら
※SIMカードの申し込みはできません。
「povo2.0 データ専用」の詳細はこちら
https://povo.jp/support/dataonly_comparison/
実際に契約してみました
契約の方法は、PCまたはスマホのウェブサイトから手順に従って申し込む方法と、povo2.0アプリから申し込む方法の3パターンあります。おそらくpovoを使っていないユーザーがスマホから契約するというケースが多そうですので、その手順で契約の流れをご紹介しましょう。
1. povoのサイトトップから「データ通信」のお申し込みをタップ、そして「データ使い放題24時間」か「データ追加0.3GB/365日間」のどちらかのトッピングを選び、次の画面でユーザー情報、クレジットカード情報を入力
2. eSIM発行の画面に進みます。しばらくすると設定用QRコードが表示されます。この申込中の端末(iPhone)にeSIMをインストールしますので、設定用の情報をコピーしておきます
3. 続いてiPhoneの設定メニューから「モバイル通信」を選択、SIMの中の「eSIMを追加」をタップします。次の画面では「QRコードを使用」を選択しますが、QRコード自体はスキャンできないので、スキャン画面の一番下にある「詳細情報を手動で入力」をタップ。さきほどのpovoサイト画面にあった設定情報をコピペします
4. eSIMをアクティベートの画面で「続ける」をタップ、モバイル通信プランの名称は適宜設定しておけばOKです。これで「povo2.0 データ通信」が利用可能になりました!
まとめ
eSIM専用でオンライン申込だから、カップラーメンが出来上がる間に、データ通信回線を追加できますよ!
名桜大学人間健康学部健康情報学科教授。’90年代から携帯電話端末のレビューやサービスの解説を行ってきた。携帯電話情報サイトの編集長などを務めた後、2009年に大学教員に転身。以後スマートフォンの社会での活用などを研究テーマとして活躍。現在は医療・ヘルスケア分野へのデジタルデバイスの応用を中心に研究に従事。携帯電話コレクターとしても知られる。