旅行の計画もeSIMも便利、Trip.comで中国eSIMを買ってみた
今回は航空券やホテルの予約サイトであるTrip.comの販売するeSIMを購入。中国で使ってみました。細かい日数ごとに購入でき、Trip.comに個人情報を登録しておけば1分足らずでeSIMを購入できます。
目次
かなり便利なTrip.comのフライト案内
海外旅行の航空券やホテルの予約サービスは様々なものがあります。筆者は目的に応じて使い分けますが、特に中国に行く時はTrip.comを使います。欧米系のサービスでは出てこない中国国内のホテルや、予約した飛行機に乗るときに当日の細かい情報が見れるなどなかなか便利。また飛行機やホテルだけではなく中国や一部の国の高速鉄道のチケットや、eSIMを買うこともできます。
Trip.com
eSIMの情報から少し離れますが、筆者が便利だと感じる情報はこのようなものがあります。あらかじめアカウント登録をしておき、アプリから「マイプラン」→「外部予約をインポート」のあと、フライトNoと搭乗日を入れるだけでアプリにフライト情報が登録されます。
１．搭乗フライトの到着情報：これから乗るフライトが、どこから飛んできて何時ころに飛行場に到着するかを表示してくれます。フライトが遅延時も、乗るべき飛行機がどこにいるかを知ることができます。
２．過去の搭乗口情報：チェックイン時間が早い時、自分の乗るフライトの搭乗口が決まっていないことがあります。そこで過去の搭乗口を数日分見返すことができます。連日搭乗口がどのあたりなのかがわかれば、たとえばターミナルから離れたサテライトに早めに行く、といったことができます。
３．過去の遅延情報：過去30日のフライトの遅延状況を見ることができます。目的地に到着してからスケジュールがタイトな時、乗り継ぎがギリギリの時など、これから乗るフライトがどの程度定刻通りに飛んでいるかがわかるわけです。
意外と便利な最近のフライトの遅延状況
1日単位で買えるeSIM
Trip.comのeSIM購入はホーム画面で「eSIM」と入れれば様々な商品が表示されます。今回は中国へ行くので「eSIM 中国」で検索。複数の製品があるようですが、一番上に出てきたものがベストセラー、お勧めということでこちらを選択。
中国eSIMも複数製品がある
Trip.comで販売しているeSIMは1日から30日まで、1日単位で購入できるものが大半です。最低価格も100円以下と格安。
今回選んだeSIM
購入ステップは簡単、1分で購入完了
プラン画面を見ると、1日から15日までは１日単位。また毎日の容量、合計容量からも選べます。そのため「連日仕事でデータ通信をする機会が少ない場合は3日で合計3GB」、「展示会で日中の連絡を毎日するので毎日1GBを5日間」のように、利用シーンに応じて選べます。今回は1日2GBを購入。176円でした。
1日2GBで176円。短期滞在にも便利
筆者はすでにTrip.comを使っているため、アプリ内に支払い情報が保存されています。あとは支払い画面でクレジットカードを選べば購入完了です。
あっという間に購入完了
旅行商品と同じ扱いなのですぐに「予約されました」とのページが表示されます。
eSIMの発行は即時
アプリ内、メールにeSIMのQRコードが表示されるので、あとはインストールするだけです。
QRコードはアプリとメールで確認できる
4G速度は十分、乗り継ぎ時にも気軽に買える
eSIMインストール時、今回購入したものはグローバルeSIMプロバイダのBillion ConnectのeSIMであることがわかります。同社のeSIMは過去に直接購入して上海で使ったことがあります。
eSIMはBillion Connectのもの
1ドル台から買える多彩な料金が魅力、中国用の新たなeSIMを上海で使ってみた
https://esim.love/blog/2024/07/08/2449/
eSIMインストール後はWi-FiをOFFにしてデータローミングをON。これで使用可能になります。
アンテナピクトは4G表示
今回は中国・深センの電脳街を訪問。徒歩10分圏内を行ったり来たりしました。下りは40－80Mpbs、上りは10Mbps程度。上りがやや不満ではありますが、実用性は問題ありません。なお過去記事での上海での利用では下りも50Mbps以上とかなり高速。深セン電脳街は人が多いことで接続状況が悪いのかもしれません。
上りはやや速度が遅い
旅行の計画だけではなく現地回線までも購入できるのは便利です。今後はTrip.com以外にも自社ブランドのeSIMを発行する旅行サービスが増えてくるでしょう。
香港在住の携帯電話研究家。海外（特に中国）のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど活動の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。
