スイス旅行におすすめのeSIM8選|料金・使いやすさ・サービス内容で比較
スイス旅行では、観光名所の情報検索や地図アプリの利用、SNS投稿など、安定したインターネット環境が欠かせません。近年は、物理SIMカードを購入する代わりに、オンラインで簡単に導入できるeSIMを選ぶ旅行者が増えています。
本記事では、スイス旅行におすすめのeSIM8選を料金・使いやすさ・サービス内容で比較し、さらに選び方や現地の通信事情についても解説します。
目次
1.スイス旅行におすすめのeSIM8選
(1)trifa
trifa(トリファ)は、世界各国で利用可能なeSIMサービスを提供しており、スイス旅行者向けのプランも充実しています。
短期滞在から中期滞在まで幅広く対応しており、データ容量や有効期間の異なる複数のプランから選択可能です。旅行日数や利用目的に合わせて、自分に最適なプランを見つけやすいのが特徴です。
購入から設定までオンラインで完結できるため、現地到着後すぐに利用を開始できる点も大きなメリットです。
運営会社 | 株式会社トリファ |
プラン
データ/日数 |
データ/日数:複数GB/利用日数に応じたプランあり |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・日本語サポート対応 |
公式サイト | https://www.trifa.co/ja |
(2)World eSIM
World eSIMは、手頃な価格でデータ通信を利用できるグローバルeSIMサービスです。
日数やデータ容量に応じて柔軟に選択でき、公式サイトやアプリから簡単に購入・設定ができるため、出発前に準備を済ませたい方にとって便利です。
コストパフォーマンスを重視する旅行者におすすめのサービスです。
運営会社 | 株式会社ビジョン |
プラン
データ/日数 |
1日あたりのデータ容量と無制限の4種類
500MB・1GB・3GB/1日~30日 |
事務手数料 | 初期費用に700円+消費税が必要 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・Webフォーム
※9:00~18:00まで対応 |
公式サイト | https://jp.world-esim.com/ |
(3)eSIM square
eSIM squareは、端末とインターネット接続環境があれば、場所を選ばずに利用でき、世界200以上の国・地域に対応しています。
スイス旅行向けのプランも用意されており、滞在日数や利用目的に合わせて選択することが可能です。
運営会社 | テレコムスクエア株式会社 |
プラン
データ/日数 |
1GB:780円
3GB:1,280円 10GB:2,980円 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | 24時間日本語サポートあり |
公式サイト | https://www.telecomsquare.co.jp/esim/ |
(4)Holafly
Holafly(オラフライ)は、スペインに本拠を置くeSIMプロバイダーで、世界中の旅行者に高品質なインターネット接続を提供しています。
特にデータ無制限プランが充実している点が大きな魅力で、旅行中にデータ量を気にせず使えるため、地図アプリやSNS利用が多い方におすすめです。
運営会社 | Holafly |
プラン
データ/日数 |
無制限/5日~90日 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・24時間チャットサポート(年中無休)
・LINEで相談が可能 |
公式サイト | https://esim.holafly.com/ja/ |
(5)SkyeSiM
SkyeSiMは、日本のFREEDiVEが提供する海外用eSIMサービスで、120以上の国・地域で利用可能です。
旅行者がWi-Fiレンタルやローミングよりコストを抑えて、シームレスにインターネットに繋ぎたいというニーズに応える内容になっています。
アプリ不要・QRコードで設定完了といった手軽さで気軽に利用できます。
運営会社 | 株式会社FREEDiVE |
プラン | 複数プランあり(1日~/500MB・1GB・無制限など) |
データ/日数 | 500MB・1GB/日、無制限プランなど/1日~利用可能 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能(QRコード読み込みで即時開通) |
サポート体制 | 日本語サポート対応(メール・問い合わせフォーム) |
公式サイト | https://e-freedive.com/ |
(6)VOYAGEESIM
VOYAGEESIMは、日本企業が運営する海外旅行者向けのeSIMサービスで、ヨーロッパ各国に対応しています。オンライン購入から最短5分で利用を開始でき、SIMカードの受け渡しやWi-Fiルーターの持ち歩きが不要な点が魅力です。
データ利用の開始日はアクティベート後からカウントされるため、旅行前に準備しても無駄がなく安心です。さらに返金保証が用意されているので、設定に不安がある方でも安心して利用できます。
運営会社 | 株式会社ティーガイア |
プラン
データ/日数 |
5GB/10日間 2,800円
10GB/15日間 4,800円 20GB/30日間 7,900円 50GB/60日間 17,800円 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・日本語サポート対応 |
公式サイト | https://voyageesim.com/ |
(7)KKday
KKday(ケーケーデイ)は、2014年に設立された台湾本社の旅行関連サービスで、日本では株式会社KKDAY JAPANが運営しています。世界各国の現地体験やチケットを販売するサービスとして知られていますが、eSIMの販売も行っています。
eSIMプランは500MBから無制限まで幅広く、利用日数や料金で検索できるため、自分に合ったプランを比較しながら選べるのが特徴です。また、割引プランも多く掲載されているため、お得に利用できる可能性があります。旅行の体験予約とあわせて通信環境も整えたい方におすすめです。
通信事業者 | SKテレコム/KT/3 Hong Kong 他 |
データ/日数 | 500MB~無制限/1日~30日
組み合せて選択 |
通話 | ✕ |
追加チャージ | ✕ |
公式サイト | https://www.kkday.com/ja |
(8)Ubigi
Ubigi(ユビジ)は、グローバルモバイル通信プロバイダーが提供するeSIMサービスで、スイスを含む多くの国と地域に対応しています。
頻繁に海外へ渡航するビジネス利用者や、複数国を周遊する旅行者に特に適しており、定額プランや都度課金プランなど柔軟な選択肢が魅力です。
専用アプリから簡単に購入・管理できるため、旅行前の準備もスムーズであり、高品質なネットワーク接続が期待できる点も、信頼性を重視する方におすすめです。
運営会社 | Transatel S.A. |
プラン
データ/日数 |
プリペイド型データプラン ― 「買い切り」「月額」「年額」から選択可能 |
事務手数料 | 無料 |
即日利用 | 可能 |
サポート体制 | ・24時間対応のアプリ内チャット
・問い合わせフォーム/メールサポート |
公式サイト | https://www.ubigi.com/ |
2.スイス旅行におすすめのeSIMの選び方
(1)eSIMとは?SIMカードとの違いを分かりやすく解説
そもそもeSIMとは、端末内部に埋め込まれているSIMのことです。
SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されており、それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。
eSIMの場合、スマートフォンなどの端末に外部から挿入するSIMカードと異なり、現地でSIMカードを購入したり挿し替えたりする必要がありません。
(2)スイス旅行でeSIMを利用するメリット・デメリット
スイス旅行でeSIMを利用するメリット・デメリットを以下の表に整理しました。
メリット | デメリット |
SIMカードの差し替え不要で、到着直後から利用できる | eSIM非対応のスマホでは利用不可、SIMロック解除も必要 |
オンラインで購入・準備でき、空港で探す手間が省ける | データ無制限プランは割高になることもある |
滞在日数やデータ容量に応じた柔軟なプラン選択が可能 | データ通信専用が多く、現地電話番号が必要な場合は不便 |
スイス+周辺国(フランス・イタリア・ドイツなど)周遊にも対応できる | 山岳地帯では通信が不安定になる可能性がある |
日本語対応やチャットなど安心のサポートがあるサービスも多い | サービスやプランにより通信速度や品質に差が出ることがある |
(3)eSIMを選ぶ際の3つのポイント:料金・データ容量・通信速度
スイスで利用するeSIMを選ぶ際には、主に 料金・データ容量・通信速度の3点を意識することが重要です。
ポイント | 内容 | スイス旅行での注意点 |
料金 | 日数・容量に応じて価格が大きく変動する。短期・長期滞在に合わせて選ぶことが重要。 | スイスは物価が高いため、コストを抑えるなら複数日パッケージや割引プランを活用すると良い。 |
データ容量 | 500MB/日、1GB/日、無制限など幅広いプランがある。自分の利用スタイルに合わせて選ぶ必要がある。 | 地図アプリやSNSを多用するなら1GB以上、動画視聴をするなら無制限がおすすめ。 |
通信速度 | 高速4G/5G対応のプランを選ぶと快適。安価なプランは速度制限がかかる場合もある。 | 都市部は安定して高速通信が可能だが、山岳地帯では速度が落ちる場合があるため注意。 |
それぞれのバランスをとりながら、快適なインターネット環境を構築しましょう。
3.スイスのインターネット事情とeSIMが有効な理由
(1)スイスの通信環境と主要キャリア
スイスはヨーロッパの中でも通信インフラが整備されている国のひとつで、都市部を中心に4G/5Gネットワークが広く普及しています。
チューリッヒやジュネーブといった大都市はもちろん、観光地や鉄道沿線でも比較的安定した通信環境が利用できます。
スイスの主要キャリアは以下の3社です。
キャリア | 特徴 |
Swisscom(スイスコム) | 国内最大手。カバー率・安定性ともに高く、山岳地帯や地方でもつながりやすい。 |
Sunrise(サンライズ) | 料金とカバー範囲のバランスが良く、利用者数も多い。 |
Salt(ソルト) | 比較的リーズナブルな料金設定。都市部では問題ないが、地方や山岳部では通信が不安定な場合がある。 |
これらのキャリアは現地SIMカードの発行も行っていますが、旅行者が短期間で利用する場合、購入や契約手続きに手間がかかります。その点、eSIMであればオンラインで事前に購入し、到着後すぐに通信を利用できるため、利便性の高さが際立ちます。
(2)日本との通信速度を比較
スイスの通信速度は、日本と比べても大きな差はなく、都市部であれば快適に利用できる水準です。チューリッヒやジュネーブなど主要都市では4Gや5Gが整備されており、ダウンロード速度は80〜100Mbps程度と日本に近い体感が得られます。ホテルやカフェ、駅などの公共Wi-Fiも比較的整っており、旅行中のインターネット利用に困ることは少ないでしょう。
ただし、アルプスの山岳地帯や地方都市では、通信環境が不安定になったり速度が落ちたりすることがあります。また、無料Wi-Fiは時間制限や速度制限が設けられている場合も多いため、安定的に利用したい場合はeSIMを用意しておくと安心です。
参考:https://www.swisstours.jp/internet.html
4.eSIMの基礎知識とSIMカードとの違い
(1)eSIMのインストール・設定方法
eSIMの購入は、多くの場合オンラインで行います。サービス提供会社のウェブサイトから希望のプランを選び、決済手続きを完了させると、通常は登録したメールアドレスにQRコードや手動設定用の情報が送られてきます。この情報を使って、スマートフォンの設定画面からeSIMプロファイルをダウンロードし、端末にインストールすることで有効化が完了します。
(2)eSIMとSIMカードとの違いについて
スマートフォンなどの端末に外部から挿入するSIMカードと異なり、現地でSIMカードを購入したり挿し替えたりする必要がありません。
手持ちのスマートフォンの操作だけでスイスの通信サービスを利用することができとても便利になりました。
(3)eSIM利用時の注意点:端末の互換性、SIMロック解除など
まず大前提として、利用するスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認しましょう。最新のiPhoneやGoogle Pixel、Galaxyなど多くの機種で対応していますが、古い端末では利用できない場合があります。
次に、SIMロックの有無も重要なポイントです。キャリアで購入した端末がSIMロック状態のままだと、海外でeSIMを使えない可能性があります。利用予定の端末がSIMロック解除されているかどうかを、事前にキャリアのマイページやショップで確認しておくと安心です。
また、eSIMは基本的にデータ通信専用プランが多いため、現地で電話番号が必要な場合には注意が必要です。ホテルやレストランの予約確認など、通話が想定される場合は、現地SIMカードや通話オプション付きのeSIMを検討すると良いでしょう。
5. スイスのおすすめeSIMに関するよくある質問(FAQ)
(1)スイスでデータ無制限のeSIMはある?
データ無制限のeSIMで代表的なものが Holafly と SkyeSiM、そして KKdayです。
つまり、スイス旅行で「無制限に使いたい」なら Holafly・SkyeSiM・KKday、データ量を抑えてコスト重視ならその他のサービスを選ぶのがおすすめです。
(2)スイスで電話番号付きのeSIMはある?
多くのスイス向けeSIMはデータ通信専用で、電話番号(音声通話やSMS)が付かないプランが中心です。旅行中のインターネット利用には十分ですが、現地で電話番号が必要な場合には注意が必要です。
(3)eSIMはスイスで現地購入できる?
スイスでは、現地で電話キャリアの店舗や特定の販売店を通じて eSIM を購入できる可能性がありますが、必ずしもどこでも扱われているわけではないため、出発前に対応店を調べておくことが安全です。
(4)スイス留学でおすすめのSIMカードはどれ?
到着直後から通信環境を整えたい場合は、HolaflyやSkyeSiMなどのeSIM無制限プランを数日〜数週間使い、その間に現地キャリアの店舗でプリペイドSIM/eSIMを契約する流れがスムーズです。
留学生活では電話番号が必要になる場面が多いため、現地キャリアのSIM契約を前提に考え、到着直後だけ旅行者向けeSIMを活用しましょう。
6. まとめ
スイス旅行でのインターネット接続手段として、eSIMはレンタルWi-Fiと比較して、持ち運びの手間がなく、充電を気にする必要もないため、非常に便利です。また、紛失・破損の心配も少なく、セキュリティ面でも優れています。
eSIMで快適なスイス旅行を楽しんでみましょう。

eSIM.loveは、eSIMの設定方法や海外旅行での活用を解説する専門メディア。株式会社モバイル・プランニングが運営。2009年創業の通信のプロとして、NETAGEのWiFiレンタルや2023年からのeSIM・プリペイドSIM販売(プリペイドSIMどっとこむ)で通信をサポート。木暮祐一(モバイル通信専門家)、山根康宏(海外通信研究家)の寄稿で最新情報をお届け!