auでeSIMを使ってみよう！料金プランや海外での利用方法、新規契約や再発行方法について紹介！

スマートフォンの進化とともに注目を集めているのが「eSIM」です。従来の物理SIMカードを使わず、スマホ本体に組み込まれたSIM情報を遠隔で書き込む仕組みで、手軽な通信環境の切り替えが可能です。

この記事では、eSIMの基本的な仕組みから、auでの利用方法、対応機種、料金プラン、メリット、海外での使い方までを紹介します。

eSIMとは？

eSIMとは、スマホに内蔵された一体型のSIMのことで、「embedded SIM」の略称です。従来のSIMカードは物理的な交換が必要でしたが、eSIMは端末に内蔵され、遠隔で契約者情報や電話番号を書き込みます。

カードの差し替えが不要で、オンラインでの設定変更も簡単に行えるため、機種変更や海外利用時にも手軽で便利だと注目され、世界的に普及が進んでいます。

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【2024年最新】eSIM（イーシム）とは？基本的な特長と普及が進む背景、課題について解説！

 

eSIMの利用状況

MMD研究所の調査によると、eSIMの認知度は38.9％、利用経験は8.0％、現在の利用率は6.1％です。年代別では30代が最多で、認知度42.7％、利用経験10.3％、現在利用7.9％と最も普及が進んでいます。

また、海外では55ヵ国以上、100社以上の携帯電話事業者が対応しており、総務省もインバウンド対策や通信会社間の乗り換え促進を目的に国内での普及を推進しています。 

auでeSIMを使用する方法

auでは、au、UQモバイル、povoの各ブランドでeSIMを利用できます。申し込みはオンラインなら年中無休で9:00～21:15まで、電話では9:00～20:00まで受付しています。新規契約や機種変更時にeSIMを選べるほか、現在SIMカードを利用中でもeSIMへ変更できます。

また、対応機種なら「eSIMクイック転送（iPhone／iPad）」や「Android eSIM転送機能」を利用して、本体設定から簡単に再発行が可能です。料金は従来のSIMカードと同じで、再発行手数料は店舗手続きの場合3,850円（税込）が必要です。

eSIMが利用可能な機種

auでeSIMが利用可能な機種は2025年6月現在、以下のとおりです。それ以外の機種では利用できない場合もあるため、事前に公式サイトやau公式サイトなどで確認することをおすすめします。

カテゴリ	モデル名
iPhone	iPhone XS/XS Max iPhone XR～iPhone SE (第2世代) のモデル（4G LTEのみ） iPhone 12シリーズ以降のモデル（5Gのみ）
Google Pixel	Google Pixel 5以降のモデル（5Gのみ）
Galaxy	Galaxy Z Fold4 （SCG16）以降のモデル（5G SA/5G）
Xperia	Xperia 1 IV （SOG06）以降のモデル（5Gのみ）
AQUOS	AQUOS zero6 (SHG04）以降のモデル（5Gのみ）
その他	arrows We2（5G SAのみ） TORQUE G06 （KYG03）（5G SAのみ） OPPO Reno7 A （OPG04）（5G SA/5G） Redmi 12 5G （XIG03）（5G SAのみ） Xiaomi 13T （XIG04）（5G SAのみ）

料金プランについて

auでeSIMを契約した場合でも、基本的に通常の料金プランと同じです。SIMの形状が物理的なカードから内蔵型のeSIMへ変わるだけで、特別な料金設定はありません。2025年6月時点で提供されている料金プランは以下のとおりです。

プラン名	料金（税込/月） ※最安料金は最大割引適用後の料金	セットプランの選択可否
auバリューリンクプラン	5,478円～8,008円	◯
auマネ活バリューリンクプラン	4,228円～9,328円	◯
使い放題MAX＋ 5G／4G	4,928円～7,458円	◯
auマネ活プラン＋ 5G／4G	3,678円～8,778円	◯
スマホスタートプランベーシック 5G／4G	2,728円～5,203円	✕
スマホスタートプランライト 5G／4G	980円～2,453円	✕

・セットプラン

サービス名	サービス内容
with Amazonプライム	Amazonプライム、TELASA
Netflixパック（P）	Netflix（広告付きスタンダードプラン）、Amazonプライム、TELASA
ドラマ・バラエティパック	TELASA、FOD、U-NEXT（Paraviベーシックプラン ドラマ・バラエティパック専用）
DAZNパック	DAZN
ALL STARパック	Amazonプライム、Netflix、Apple Music、YouTube Premium、TELASA、DAZN、GeForce NOW Powered by au、ピッコマWEB

2025年6月3日から提供開始された新プラン「auマネ活プラン＋ 5G」と「auバリューリンクプラン」では通信品質が向上し、「au Starlink Direct」や「au 5G Fast Lane」など特別なサービスが利用可能となりました。

再発行について

auでeSIMを再発行する際、auショップで手続きを行うと、3,850円（税込）の手数料が発生します。一方、オンラインショップであれば手数料は不要で、24時間いつでも申請が可能です。そのため、ご自身で申請ができる場合は、オンラインショップの利用をおすすめします。

ただし、サポートが必要な場合は、オンラインショップでは対応できないため、auショップでの手続きが適していることもあります。

auでeSIMを使用するメリット

ここでは、auでeSIMを利用するメリットについて紹介します。

au Starlink Directが利用できる

2025年4月10日より、auはSpaceXが開発したStarlink衛星とスマートフォンを直接つなぐ新サービス「au Starlink Direct」を無料で提供開始しました。このサービスにより、auの5G/4G LTEエリア外でも、空が見える環境であれば自動で衛星モードに切り替わり、テキストメッセージの送受信などが可能となります。

山間部や海上など基地局が届かない圏外エリアでも通信が可能となるほか、災害発生時には現在地を家族や友人に共有することもできます。なお、利用にはスマートフォン側での設定が必要となるため、事前に公式サイトで手順を確認しておくことをおすすめします。 

サブスクサービスをお得に利用可能

auでは、複数の人気サブスクリプションサービスをお得に楽しめるセットプランを提供しています。対象となるサービスには、Amazonプライム、Netflix、Apple Music、YouTube Premium、TELASA、DAZN、ピッコマWEBなどがあります。

ただし、パック内容はあらかじめ決められており、単体での契約はできない点には注意が必要です。詳しいプラン内容は料金プランについての「セットプラン」をご参照ください。

おとくな割引プラン

auでは、「auスマートバリュー」「家族割プラス」「au PAY カードお支払い割」の3つの割引プランを提供しています。詳細は以下のとおりです。

割引プラン名	条件・適用内容	割引額（税込）
auスマートバリュー	自宅のインターネット回線とのセット契約	最大 1,100円／月割引
家族割プラス	同一グループ内で家族3回線以上契約	1人あたり最大 1,210円／月割引
au PAY カードお支払い割	月々のスマホ料金をau PAY カードで支払う	最大220円/月割引

なお、契約条件や割引額はプランによって異なるため、事前に公式サイトやauショップで確認することをおすすめします。

auでeSIMを海外で使うには？

auでは、日本で使用しているスマートフォンをそのまま海外で利用できる「au海外放題」という便利なプランを提供しています。このプランを利用すれば、現地でレンタルWi-FiやSIMカードを用意する必要がなく、カウンターに並ぶ手間も省けます。

事前に予約をすれば、1日あたり800円または1,000円でデータ通信を無制限に利用でき、利用時間が終了すると自動で停止するため安心です（予約なしの場合は1,200円／24時間）。ただし、利用可能な国や対応機種には制限があるため、出発前に公式サイトで確認することをおすすめします。

auでeSIMの新規契約する方法

ここではauでeSIMの新規契約する際の手順について紹介します。

必要書類の準備

auショップでもauオンラインショップでも、eSIMを契約する際には新規契約と同じ書類が必要になります。必要なものは以下のようなものがあります。

• ・運転免許証やマイナンバーカード、在留カードなどの本人確認書類
• ・クレジットカードやキャッシュカード、銀行通帳などの支払い情報

また、手持ちのスマートフォンでeSIMを利用する場合は、iPhoneなどの対応機種が必要になります。さらに、オンラインショップで手続きする際は、Wi-Fi環境とPCやタブレットなど別の端末も用意しておくと安心です。これらを事前に準備しておくことで、申し込みから開通までをスムーズかつストレスなく進めることが可能になります。

eSIMの申し込み

auオンラインでeSIMを申し込む際の手順を紹介します。まず、申し込む際は、新規契約で申し込みます。他社から乗り換えるMNPのケースでは、元のキャリアからMNP予約番号を取得し、申し込み時に入力が必要です。

申し込む際の流れについて、まず契約者情報や料金プランを選択し、「SIMの種類」の選択画面で「eSIM」を選びましょう。なお、古いスマートフォンではeSIMに対応していないこともあるため、申し込み前に対応機種であるかどうかを公式サイトなどで確認しておくことが重要です。

申し込み完了後は、eSIMプロファイルをスマートフォンにダウンロードし、設定を行うことで利用を開始できます。

オンラインで本人確認

つづいて、本人確認を行います。本人確認は、「eKYC」と呼ばれるauオンラインショップ専用のオンライン本人確認手続きによって行います。

基本的には、auオンラインショップの案内に従って操作を進めます。身分証明書と自身の顔を同時にカメラで撮影したり、顔を左右に動かすといった動作を行います。

eKYCによる本人確認が完了すれば、オンラインでeSIMの契約を行うことが可能になります。

開通の手続き

eSIMを利用するには、スマホに「プロファイル」という設定データをダウンロードする必要があります。手順は以下の3種類に分かれ、操作方法が異なります。

①iPhone/iPadをauで購入した場合

②iPhone/iPadを持ち込んだ場合

③Androidを購入した場合

いずれもauオンラインショップに記載があるため、案内にしたがってプロファイルのダウンロードを行ってください。

発信テストの実施

eSIMのプロファイルを正常にダウンロードした後は、開通確認として「発信テスト」を行いましょう。スマートフォンの電話アプリを開いて、番号「111」に発信してください。この通話が正常に接続されれば、eSIMの開通が完了している証拠です。

もし発信ができない、通信が不安定といった症状が出る場合は、スマートフォンの再起動を試すことで改善されるケースもあります。それでも改善されない場合は、auの問い合わせ窓口に連絡してみてください。

auのeSIMに関するよくある質問

ここではauのeSIMについてよくある質問についてまとめてみました。参考にしてもらえると幸いです。

eSIMは即日開通できますか？

auのeSIMは、オンラインで申し込めば基本的に即日開通が可能です。最短で申し込んだ当日中から利用を始められるのが大きな利点です。

ただし、eSIM開通には「プロファイル設定」という作業が必要で、この設定に時間がかかる場合があります。また、申し込み時間が遅いと開通が翌日以降になる可能性もあるため、注意が必要です。

eSIMはどんな人におすすめですか？

eSIMは、キャリアや格安SIMへの乗り換え、あるいは新しい料金プランへの契約後に、すぐにスマホを使い始めたい方に特におすすめです。

SIMカードの到着を待つ必要がなく、オンラインで手続きと同時に開通が可能なため、スピーディに通信環境を整えたい方に最適です。

eSIMを入れたままSIMカードは使える？

多くのデュアルSIM対応スマートフォンでは、eSIMと物理SIMカードを同時に利用することが可能です。そのため、個人用と仕事用で番号を分けたい方にも便利です。

ただし、機種によっては物理SIMカードが使えなかったり、片方しか利用できない場合もあるため、事前に対応機種を確認しておくことが重要です。

eSIMだと電池の減りが早い？

eSIMを使ってもバッテリーの減りが早くなることは基本的にありません。eSIMは物理SIMと同様に動作し、特別な電力を消費するわけではないからです。

もし電池の減りが気になる場合は、バックグラウンドアプリや位置情報の設定など、他の原因がないか確認してみるとよいでしょう。

プリペイドeSIMはどこを選んだらいい？

auでeSIMを利用するための方法についていろいろ紹介してきましたが、他にどこのeSIMがおすすめなのでしょうか。おすすめは、ずばり「プリペイドeSIM」です。おすすめポイントは以下の３点です。

参考：プリペイドeSIM（https://prepay-sim.com/c/esim）

•  ・豊富なプランと安心のドコモ回線
  「プリペイドeSIM」は、「135GB（91日間）プラン」や、「90GB（61日間）プラン」、「3GB（8日間）プラン」など日本国内向けにデータ通信量や利用期間が異なる様々なプランを揃えています。
  さらに、国内最大キャリアであるドコモの回線を利用しているため、山間部や沿岸部、地下といった電波が届きにくい場所でも繋がりやすかったり、混雑しやすい時間帯も速度が落ちずに快適に通信が繋がりやすかったりします。
• ・チャージで繰り返し利用可能
  「プリペイドeSIM」で、利用期間およびデータ容量が残っており、かつモバイル・プランニングから購入されたSIMであれば、チャージにより繰り返し利用することが可能です。そのため、利用期間に余裕はあるものの、データ容量が残り少なく、利用できなくなると困る場合におすすめです。
  ただし、毎週火曜22時から翌水曜9時までのメンテナンス中に購入された場合は、メンテナンス終了後にチャージが反映されますので、注意が必要です。あわせて、本サービスは海外では利用できず、日本国内のみで利用可能である点にもご注意ください。
• ・充実したサポート体制とわかりやすい設定ガイド
  「プリペイドeSIM」は、初めてプリペイドeSIMを使用するユーザーでも安心して利用できるよう、充実したサポート体制を整えています。
  また、電話相談可能なサポートセンターがあり、疑問や問題が発生した場合でも安心してサポートを受けられます。また、FAQセクションや設定ガイドも充実しており、簡単に設定方法を確認できます。

まとめ

auで提供されているeSIMは、オンライン申し込みや再発行が可能で、海外利用にも強い便利な通信手段です。物理SIMのような差し替え不要で、スマホの設定だけで完結できる点も魅力です。さらに、au独自のStarlink連携やサブスクパック、割引制度など、利用者にとってメリットの多いサービスが揃っています。

eSIMの導入を検討している方は、自身の利用スタイルに合ったプランや対応機種を確認し、効率的で快適な通信環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。