木暮祐一のeSIM奮闘記
2025年2月27日

IIJmioの物理SIMをeSIMに変更する(eSIMの再発行も)

SIMカードを紛失してしまった(スマホそのものを紛失したケースなども)場合に、直ちに回線を使用したい場合はeSIMで再発行を依頼すればOK! 筆者はIIJmioの物理SIM(ギガプランの音声通話SIM)を使用していたのですが、直ちにeSIMに切り替えてiPhoneにインストールする必要が生じましたので、その手順をご紹介いたします。

IIJmioのSIM再発行は有料

MVNOの中でもIIJmioなどの大手事業者はeSIMの発行を行っています。IIJmioの場合、物理SIMからeSIMへ、逆にeSIMから物理SIMへの変更が可能です。もちろんeSIMからeSIMへの変更(すなわちeSIMのプロファイルの再発行)ももちろん可能ですが、注意しなくてはならないのは有料であること。

SIM再発行・交換という扱いになり、物理SIMの発行ではSIMカード1枚につき 2,200円(税込)と、手数料としてタイプDは433.4円(税込)、タイプAは446.6円(税込)がかかります。

eSIMの場合は、物理SIMからの交換となると、SIMプロファイル1つにつき2,200円(税込)と、手数料としてタイプD(音声eSIM)は433.4円(税込)、タイプD(データeSIM)は220円(税込)、タイプAは220円(税込)が掛かります。なお、eSIMを利用しているユーザーがeSIMプロファイルの再発行を依頼する場合は、手数料のみ請求されます。

また、タイプD⇔タイプAといったタイプ変更を行う場合もSIMプロファイル1つにつき2,200円(税込)と各手数料がかかります。

eSIMの発行申請手続きからインストールまで

今回はIIJmioの物理SIMをeSIMに変更(発行)手続きを行い、iPhoneにインストールする手順をご説明します。

まずはiPhoneのブラウザからIIJmioの会員専用ページにログインし、以下の手順で進めていきます。もちろんパソコンからアクセスして手続きすることもできます。

IIJmioの会員専用ページにログインし、SIM再発行・交換を選択、eSIMの発行を行う回線を選択します。

 

続いて回線タイプを選択(今回はDからAに変更を行いました)、eSIMを選択して「次へ」をタップし、申込み完了。数分で手続きが完了しメールでアクティベーションコードが届きますので、タップします。

 

アクティベートする回線を選択した後、続いてiPhoneの設定から「モバイル通信」を選択してeSIMの追加を行います。

 

iPhoneのモバイル通信設定画面で「eSIMを追加」をタップすると左の画面になります。ここで画面下の「その他のオプション」を選択。続いて「QRコードを使用」を選択します。もしPCでプロファイルの発行手続きを進めた場合はPCの画面上にプロファイルのQRを表示させて、右の「QRコードをスキャン」の画面からQRコードを読み取ればOK。今回はiPhoneのみで手続きを完結させるため、画面下の「詳細を手動で入力」を選択します。

 

eSIMをインストールするためのアクティベーションコード入力画面になりますので、各項目にIIJmioのプロファイル情報画面からコードをコピペしていきます。

 

一通りコピペしたら「次へ」で進んでいけばeSIMのインストールが完了です。

以上で、IIJmioのeSIM発行からインストールまで完了です。手数料がかかりますので、手軽にスマホ間でeSIMを移し替えることができませんが、万が一物理SIMを紛失してただちに回線を復旧させたいといった際に覚えておくと良い手順です。

 

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