iPhone16でeSIMは使える?利用のメリットや設定方法について紹介
近年、iPhoneシリーズに搭載されたeSIMは、物理SIMカードを使わずにデジタル的にモバイル通信を利用できる便利な機能です。iPhone16でもこのeSIMが利用可能で、多くのメリットがあります。
この記事では、iPhone16のeSIMに関する基本情報、利用のメリット、設定方法について解説します。
目次
1.iPhone16でのeSIMの基本情報
ここでは、eSIMに関するiPhone16の基本情報とiPhone15からの変更点について紹介します。
1.1 iPhone16のeSIM仕様と対応キャリア
iPhone16は、eSIMと物理SIM(nano SIM)に対応しており、デュアルSIM機能を活用することができます。ユーザーは「eSIM×2」または「eSIMと物理SIM」の組み合わせで、同時に2つの電話番号を利用することが可能です。
さらに、iPhone16には8つ以上のeSIMをインストールできる機能があり、対応する通信事業者を活用することで、以前のiPhoneから新しいiPhone16への「eSIMクイック転送」機能も利用できます。この機能により、簡単にSIMの情報を転送することができます。
iPhone16が対応している通信会社には、au、ソフトバンク、ドコモ、楽天モバイルといった主要キャリアだけでなく、MVNOの提供する多くのeSIMも含まれています。
1.2 iPhone15からの変更点
iPhone15では物理SIMとeSIMのデュアルSIMが主流でしたが、iPhone16では「eSIM×2」のデュアルSIMが利用可能となり、利便性が向上しました。これにより、物理SIMを使用せずに2つの電話番号を同時に管理できるようになり、旅行者やビジネスユーザーにとって大きなメリットです。
また、一部の販売国では、SIMトレイを持たない「eSIMオンリー」のモデルも販売されており、よりデジタル化が進んでいます。iPhone16のこの進化により、SIMカードの挿入や交換の手間が省け、よりシンプルに複数の通信プランを活用することが可能です。
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2.iPhone16でeSIMを利用するメリット
eSIMでiPhone 16を利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つのポイントに絞ってご紹介します。
2.1 デュアルSIMが利用できる
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2つのSIMを搭載することで、複数の回線を利用できる機能です。iPhone 16は、物理SIMカードとデジタル形式のeSIM、またはeSIMを2枚組み合わせることにより、異なる2つの電話番号やデータプランを同時に運用することが可能です。
このデュアルSIM機能を利用することで、以下のような利点があります。
- ・番号の使い分けが可能
仕事用とプライベート用の番号を1台のiPhone 16で使い分けられるため、携帯電話を複数台持つ必要がなく、管理が楽になります。 - ・海外旅行での通信費を節約
海外旅行時に現地のeSIMを利用することで、ローミング費用を抑え、通信費を節約することができます。現地のキャリアと簡単に契約でき、手軽に使えるのも魅力です。 - ・複数の通信プランを利用できる
エリアや使用目的に応じて、複数の通信プランを1台のiPhone 16で切り替えて利用することができます。例えば、仕事で多くのデータを使う時は大容量プラン、プライベートでは低コストなプランを選ぶといったことが可能になります。 - ・通話中でも別のeSIMを使用可能
通話中に、もう一方のeSIMを使ってデータ通信を行うこともできるため、仕事やプライベートでの通話中でも、インターネット接続を維持でき、利便性がさらに向上します。
2.2 海外で利用しやすい
ほとんどの国や地域の通信キャリアがiPhone 16のeSIMに対応しているため、海外旅行中に急に通信が必要になった場合でも、現地の通信会社と簡単に契約でき、ローミング費用を抑えることが可能になります。物理SIMカードを購入して差し替える必要がなく、わざわざ通信会社のカウンターに出向く必要もありません。現地に到着してから契約することも可能なため、余計なコストがかからずにすみます。
さらに、デュアルSIM機能を活用すれば、日本で使用しているSIMと現地の通信会社のeSIMを同時に利用することができます。これにより、通信の途絶を心配することなく、快適に旅を楽しむことが可能です。
2.3 iPhoneのサービスを利用できる
MMD研究所が2023年9月に実施した「スマートフォンOSシェア調査」によると、iPhoneの利用率は50.0%に達し、Androidと同等のシェアを誇っています。多くのメーカーがAndroidを展開している中で、iPhoneのシェアがこれほど高いのは、Apple製品の信頼性や優れたユーザー体験が大きく寄与していると考えられます。特に10代から60代までの幅広い年齢層に支持され、性別を問わず人気が高いのが特徴です。
出典:メインで利用しているスマートフォンのOS (n=34,564、単数)(2023年9月 スマートフォンOSシェア調査)MMD研究所
また、iPhone16の2024年における世界出荷台数は7300万台と見込まれており、その人気は今後も続くでしょう。
さらに、iPhoneでは、iCloudやApple PayなどのiPhoneでしか利用できない独自サービスを展開しています。こうしたAppleのサービスは、日常生活を便利にするだけでなく、高度なセキュリティ技術によって個人情報の保護もしっかりと行われているため、安心して利用することができます。
3.iPhone16のeSIM設定方法
ここではiPhone 16のeSIMの設定方法について紹介します。
3.1 初期設定の手順
まず、iPhone 16でeSIMを利用するには、あらかじめ以下のような準備が必要です。
- ・eSIMの契約
まず、利用したいeSIMの通信プランを選び、契約を行います。契約が完了したら、キャリアや格安SIMプロバイダー(MVNO)が提供するeSIMのプロファイルをダウンロードしてインストールしましょう。 - ・データのバックアップ
設定を始める前に、iCloudやiTunesを使って、連絡先、メッセージ、アプリのデータなどをバックアップしておくことをおすすめします。これにより、設定中に予期せぬトラブルが発生した場合でも、大切なデータを安全に保護することができます。
3.2 eSIMの設定方法
eSIMで通信を利用するにはいくつかの方法があります。ここでは、代表的な方法であるQRコードを使用した方法を紹介します。
1. eSIMのQRコードを取得
まず、契約した通信会社よりeSIMのQRコードを取得します。取得する方法は通信会社によって異なるため、公式サイトなどで確認を行ってください。
2. iPhone16に設定を行う
「設定」-「モバイル通信」の順でタップします。ここでiPhone16に通信設定をはじめて行う場合は「モバイル通信を設定」をタップ、eSIMの設定を追加で行う場合は「eSIMを追加」をタップします。
3. QRコードを読み込む
「モバイル通信を設定」の画面に遷移後、「QRコードを使用」をタップし、eSIMのQRコードをカメラで読み込みます。もし、うまくよみこめない場合は「詳細情報を手動で入力」をタップすることで、手動で設定することも可能です。
iPhoneがSIM情報を読み取ったら、画面が遷移するので、「モバイル通信プランが検出されました」-「続ける」-「モバイル通信プランを追加」の順にタップします。eSIMがiPhoneに追加されたら、通信が可能になります。
3.3 SIMの切り替え方法
iPhone 16でeSIMを使用する際、デュアルSIMでの利用も可能です。ここでは、データ回線と通話回線を切り替える方法について説明します。
まず、データ回線の設定方法です。
「設定」-「モバイル通信」-「モバイルデータ通信」を順にタップします。現在接続中の回線が表示されるので、データ回線として利用したいSIMを選択してタップすれば設定は完了です。
次に、通話回線の切り替え方法を説明します。
「設定」-「モバイル通信」-「デフォルトの音声回線」を順にタップします。表示される回線の中から、通話に使用したいSIMを選択し、タップすれば設定完了です。また、通話中にダイヤル画面上部でSIMを切り替えることも可能です。
4.iPhone16へのeSIM移行におすすめな方法とは
iPhone16にはeSIM移行におすすめな方法に「eSIM クイック転送」というツールがあります。活用することでeSIMの再発行手続きやプロファイルの再インストールする手間を省くことができます。
ここでは、「eSIM クイック転送」について紹介します。
4.1 eSIM クイック転送について
eSIM クイック転送とは、古いiPhoneで使用していたeSIMやUSIMカードの情報を、新しいiPhoneのeSIMとして簡単に引き継ぐ機能です。この機能を使うことで、eSIMの再発行手続きやプロファイルの再インストールを行う必要がなく、移行の手間を大幅に軽減することが可能です。
具体的には、物理SIMカードを使用していた場合でも、USIMカードの情報をeSIMに変換し、新しいiPhoneでそのまま利用できるため、物理SIMからデジタルSIMへの切り替えもスムーズに行えます。この機能により、iPhoneの機種変更時に通信設定を簡単に移行できるため、特に忙しいユーザーや旅行中でも安心して使用することが可能になります。
4.2 eSIM クイック転送の注意点
eSIM クイック転送を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。
- ・使用中のiPhoneと新しいiPhoneが、iPhone 11以降である
- ・両方のiPhoneが、iOS 17以降のバージョンにアップデートされている
- ・eSIM クイック転送に対応している通信事業者を利用する
- ‣国内キャリア4社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)は対応済み。サブブランドや廉価版プランも対応可能。
- ‣MVNOなどの通信会社によっては、利用できない可能性もあるため、公式サイトなどで確認するとよい。
- ・通信事業者ごとの受付時間に注意
- ‣各社の受付時間は異なるため、移行前に事前確認が推奨される。
4.3 eSIM クイック転送の手順
eSIMクイック転送は、iCloudかBluetoothを利用して行うことができます。ここでは、Bluetoothを利用した方法を紹介します。
1. 事前準備
eSIMクイック転送には、新旧両方のiPhoneが必要です。そのため、設定が完了するまで売却などを理由に古いiPhoneを手放さないようにしましょう。
また、eSIMクイック転送実施前には双方のiPhoneのBluetoothをオンにします。
2. eSIM クイック転送の設定を行う
新しいiPhoneで「設定」-「モバイル通信」の順でタップします。通信設定をはじめて行う場合は「モバイル通信を設定」をタップ、eSIMの設定を追加で行う場合は「eSIMを追加」をタップし、その後「近くのiPhoneから転送」をタップします。
古いiPhoneに「電話番号を転送」と表示されたら「続ける」をタップします。その後、新しいiPhoneに表示された検証コードを古いiPhoneに入力すると完了です。
5.eSIMはどこを選んだらいい?
ここまでeSIMについて紹介してきましたが、急な通信容量不足に陥ってしまった場合やデュアルSIMが必要になった場合、どこのeSIMを選んだらいいのか悩みますよね。
おすすめは、ずばり「プリペイドSIMどっとこむ」です。おすすめのポイントは以下の3点です。
- ・豊富なプランと安心のドコモ回線
「プリペイドSIMどっとこむ」では、日本国内向けに、データ通信量や利用期間が異なる幅広いプランが用意されています。例えば、「135GB(91日間)プラン」、「90GB(61日間)プラン」、「3GB(8日間)プラン」などがあり、利用者のニーズに合わせた選択が可能です。また、会員登録したうえSIMを購入することで販売価格より10%割引した価格で購入できます。会員登録は無料で行えるため、非常にコストパフォーマンスよく利用することができます。
さらに、国内最大手キャリアであるドコモの回線を使用しているため、山間部や沿岸部、地下など電波が届きにくい場所でも接続が安定しています。また、混雑しやすい時間帯でも速度が低下しにくく、快適に通信が利用できる点が特徴です。 - ・簡単な購入手順
公式サイトでは、利用したい地域や必要なデータ容量に応じたプランを選択し、オンラインで簡単に注文を完了することができます。支払い方法も多彩で、クレジットカード、Amazon Pay、PayPay、銀行振込、コンビニ決済など、さまざまな支払い手段が用意されており、利用者の利便性を考慮した柔軟な対応が可能です。
- ・充実したサポート体制とわかりやすい設定ガイド
「プリペイドSIMどっとこむ」では、初めてプリペイドeSIMを利用するユーザーでも安心して使えるよう、充実したサポート体制が整っています。電話での相談が可能なサポートセンターが用意されているため、疑問やトラブルが発生しても、迅速に対応を受けることができます。また、FAQセクションや設定ガイドも豊富に揃っており、簡単に設定方法を確認できるため、スムーズに利用を開始できるのが魅力です。
まとめ
この記事では、iPhone16のeSIMに関する基本情報、利用のメリット、設定方法について解説しました。
iPhone16のeSIMは、利便性と柔軟性を兼ね備えた非常に魅力的な機能です。デュアルSIMの活用や海外でのスムーズな通信、そしてAppleの各種サービスとの統合により、日常生活やビジネスでの利用が一層便利になります。特に、eSIMクイック転送によって旧機種からの移行が手軽にできる点も、iPhoneならではの大きなメリットです。
iPhone16を使いこなすためには、eSIMの設定や活用方法をしっかり理解し、最大限にその利便性を引き出すことが大切です。これにより、現代のモバイル環境において柔軟で効率的な通信が可能になります。
本記事がiPhone16でeSIMを利用する際の参考にしていただけますと幸いです。
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