eSIM TIPS
2024年3月4日

タイ旅行で使えるおすすめeSIM3選を比較で紹介!使い方や事前設定の方法も

本記事では、タイ旅行の時に使えるeSIMを3つ厳選して比較紹介します。初めてeSIMを使う人にも分かりやすく、eSIMの使い方や設定方法も解説していますので、タイ旅行を快適に楽しむためにeSIMを活用してみましょう。

タイで使えるeSIMとは何?

そもそもeSIMとは、スマートフォンなどの端末とSIMが一体になっているため、従来のSIMカードのように外部から端末にカードを挿入するという作業がありません。

旅行中にSIMカードを管理したり、紛失の心配をしたりする必要がありません。

関連記事eSIMって何? どんなメリットがあるの?

 

eSIMとSIMカードの違い

eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用開始日時という観点から比較しています。

 

eSIM SIMカード
装着方法 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし 端末にカード型のチップを挿し込む
設定方法 eSIMプロファイルをダウンロードする SIMカードを挿し込む
ネットで申し込み 最短即日で利用可能 発送によって3~5日

 

SIMが必要なのはなぜ?


SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。

タイ旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較

タイでeSIMを使うことのメリットとデメリットを比較しています。基本的には、eSIMの方がWifiレンタルやSIMカードよりもメリットが多いですが、一部デメリットも存在します。

個々の状況に合わせて、最適な選択をしましょう。

eSIMのメリット

eSIMのメリットは多々ありますが、特に物理的な形態でないことによるメリットが数多くあります。

  • ○商品の受取やSIMの挿し替えの手間がない
  • ○忘れたり、紛失したりする心配がない
  • ○旅行中の荷物を少なくできる
  • ○オンラインでいつでもどこでも購入でき、即日利用も可能

 

eSIMのデメリット

eSIMのデメリットは、対応機種が一部制限されている、設定方法が難しいといった点でしょう。

  • ○対応機種が必要
  • ○設定方法が難しい
  • ○SIMロック解除が必要
  • ○複数端末での利用はできない
  • ○電話回線は使えないものが多い

 

SIMロック解除が必要なのはなぜ?

SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態のことを言います。この状態を解除することをSIMロック解除と言い、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。

eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限りませんので、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。

 

タイで使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法

iOS 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている

「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある

・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone

・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降

Android メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある

 

タイでのeSIMの使い方

タイでeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroridそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。

出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。

iPhoneの使い方、設定方法

 

出発前に日本でする設定

  1. ①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
  2. ②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」
  3. ③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る
  4. ④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ
  5. ⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ
    ※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します
  6. ⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ
    ※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです
  7. ⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます
    ※タイに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます

 

タイ到着後にする設定

  1. ①「設定」>「モバイル通信」をタップ
  2. ②登録したeSIMの回線を選択しオンにする
  3. ③「設定」 >「 SIM」>「  利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする
  4. ④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す

Andoroidの使い方、設定方法

出発前に日本でする設定

  1. ①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく
  2. ②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
  3. ③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ
    ※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です
  4. ④「ダウンロード」をタップ
    ※ダウンロード完了までしばらく待ちます
  5. ⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する
    ※タイに行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます

 

タイ到着後にする設定

  1. ①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
  2. ②追加したeSIMをタップ
  3. 「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする
  4. ④メッセージが表示されたら「使用」をタップ

 

タイで使えるおすすめのeSIM3選!

タイで使えるeSIMは数多くありますが、購入のしやすさ、使いやすさ、プランの豊富さ、サポート対応などの観点から厳選して、3つのサービスをご紹介します。

日本のソフトバンクやNTTのように各国にも通信事業者があり、タイではAISやTrueが大手の通信事業者です。

 

Nomad SIM

無制限プランを購入したい方におすすめ。令和元年設立の比較的新しい日本の会社(株式会社ノマドワークス)が運営しているので、問い合わせやガイド動画などもすべて日本語です。eSIMデビューの方にもおすすめです。

 

注意点としては、無制限で使えるeSIMデータプランはありますが、1日1GB超えると最大速度5Mbpsと通信速度が減速となります。

 

通信事業者 Dtac
プラン

データ/日数

無制限/5日~30日
※特別プランがあるときは制限付き
追加チャージ
公式サイト https://sim.nomad.inc/apply/

 

 

Airalo

2019年にシンガポールで誕生した海外渡航者向けのeSIMストアです。
アプリはアップルストアでも4.6と高評価。日本語チャット機能もあるので利用するならアプリの方がおすすめです。

 

海外のサービスとなりますので、口コミの多くは海外の人ですが、日本人の口コミの記載もあるので、気になる人は口コミの詳細をアプリストアでチェックしてみると良いでしょう。

 

通信事業者 AIS
プラン

データ/日数

1GB~20GB /7日~30日
追加チャージ チャージオプション有り
公式サイト https://www.airalo.com/ja/thailand-esim

 

 

きもちeSIM

コールセンター事業も手掛ける、東アジア圏の通信事業に強い会社(株式会社DDM)が運営しています。

インストール方法の動画などが充実しています。また、LINEで気軽に無料相談ができるので不安なことは購入前や渡航前に確認できます。

 

購入GB数使用後は384kbpsで低速通信となる点、使用者の口コミがサイト上にはほとんどないので、その点注意は必要です。

 

通信事業者 Dtac、AIS
プラン

データ/日数

15MB/8日間

50GB/10日間

追加チャージ
公式サイト https://kimochiesim.com/shop/list.php?ca_id=1060

 

タイ旅行で使えるeSIMに関するよくある質問

Q1. タイで電話番号付きで、おすすめのeSIMはどれ?

mewfi Billion Connect Alomond などが電話番号付きのeSIMを販売しています。

Q2. タイで5日間〜7日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?

  1. きもちeSIM
    8日間/15GB 1,442円
  2. きもちeSIM
    10日間/無制限 1,587円
  3. TraveSIM
    8日間/6GB 1,980円

 

Q4. タイで30日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?

  1. airalo
    30日間/10GB 16USドル(2,400円程度)
  2. airalo
    30日間/20GB 22USドル(3,300円程度)
  3. Holafly
    30日間/無制限 8,400円

Q5. タイで使えるeSIMは、即日利用も可能ですか?

即日利用できるものがほとんどです。

購入後に送られてくるメールの内容をよく読み、手順通り設定を進めることがスムーズな利用のポイントです。

 

タイ旅行ならeSIMが断然おすすめ

タイのモバイル通信速度は、37.85MBPS(2023年)と日本の通信速度40.92MBPS(2023年)と若干日本よりも遅いですが、ほとんど大差がないので、モバイルの通信環境も良好です。

 

首都バンコクをはじめ、プーケットやチェンマイなどのリゾート地を含むタイ全土で利用できます。インターネット環境があれば、スマホひとつでタイ旅行中の写真を友人にシェアしたり、SNSのアップデートもスムーズに行えます。

 

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※記事内の価格については記事作成における調査時点での価格となります

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