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2025年9月25日

インド旅行におすすめのeSIM8選|料金・サービス内容・設定の簡単さで比較

インド旅行では、都市部と地方で通信環境の差が大きく、快適なインターネット利用のために事前の準備が欠かせません。特に地図アプリや配車アプリ(Uber・Ola)、オンライン決済、SNSなどを使うには安定した通信手段が必須です。

本記事では、インド旅行におすすめのeSIM8選を比較し、それぞれの特徴や料金プランを解説します。さらに、選び方のポイントや設定方法、利用時の注意点、他の通信手段との比較もまとめました。旅行スタイルや滞在日数に応じて、自分に合ったeSIMを選ぶ参考にしてください。

1.インド旅行におすすめのeSIM8選

(1)Holafly

Holafly

Holafly(オラフライ)は、データ無制限プランに強みを持つeSIMプロバイダーです。インドでも無制限データ通信が可能なプランを提供しており、容量を気にせずインターネットを使いたい旅行者に最適です。購入から設定までオンラインで完結し、QRコードを読み込むだけで簡単に利用を開始できます。日本語でのサポートも充実しており、初めてeSIMを利用する方でも安心です。

運営会社 Holafly
プラン

データ/日数

無制限/5日~90日
事務手数料 無料
即日利用 可能
サポート体制 ・365日24時間チャットサポート

・LINEで相談が可能

公式サイト https://esim.holafly.com/ja/

(2)Nomad SIM

Nomad SIM(ノマドシム)は、世界各国に対応したeSIMを提供するプロバイダーです。データ容量や利用日数に応じて柔軟に選択でき、購入から設定まではアプリやウェブサイトを通じて簡単に行えるため、出発前でも現地到着後でもすぐに利用可能です。
さらに、複数の国をまたいで旅行する方には、便利なマルチカントリープランも提供されており、利便性の高さが魅力です。

運営会社 株式会社Nomad Works
プラン

データ/日数

・50GB 3,200円(税込3,520円)

・100GB 4,200円(税込4,620円)

・eSIM 国内・海外 800円から(1GB~50GB)

・クラウドWiFi 100GB 3,800円(税込4,180円)

事務手数料 330円

(キャンペーン中は無料)

即日利用 可能
サポート体制 ・日本語サポートあり
公式サイト https://sim.nomad.inc/

(3)Airalo

Airalo

Airaloは、旅行日数やデータ容量に応じて豊富なプランから選択できます。
購入から管理までアプリで完結できるため、初めてのeSIM利用者でも操作が簡単です。価格の安さと利便性を両立したプロバイダーとして、多くの旅行者に選ばれています。

運営会社 AIRGSM社
プラン

データ/日数

データ/日数:複数GB/利用日数に応じたプランあり
事務手数料 無料
即日利用 可能
サポート体制 ・年中無休・24時間体制のサポート

・日本語サポートあり

公式サイト https://www.airalo.com/ja

(4)World eSIM

World eSIM

World eSIM(ワールドイーシム)は、日数やデータ容量に応じて柔軟に選べます。

ウェブサイトやアプリから簡単に購入・設定できるため、出発前に準備を済ませたい方に最適です。特にコストパフォーマンスを重視する旅行者におすすめです。

運営会社 株式会社ビジョン
プラン

データ/日数

1日あたりのデータ容量と無制限の4種類

500MB・1GB・3GB/1日~30日

事務手数料 初期費用に700円+消費税が必要
即日利用 可能
サポート体制 ・Webフォーム

※9:00~18:00まで対応

公式サイト https://jp.world-esim.com/

(5)Trifa

Trifaは、世界各国で利用可能なeSIMサービスを提供しており、短期から中期滞在までニーズに合わせて選択できます。

データ容量や利用期間の異なるプランが揃っているため、旅行日数や使用目的に応じて最適なプランを見つけやすいのが特徴です。

購入から設定まですべてオンラインで完結するため、現地到着後すぐに利用開始できる点も便利です。

運営会社 株式会社トリファ
プラン

データ/日数

データ/日数:複数GB/利用日数に応じたプランあり
事務手数料 無料
即日利用 可能
サポート体制 ・日本語サポート対応
公式サイト https://www.trifa.co/ja

(6)eSIM Square

イーシムスクエア
eSIM Square(イーシムスクエア)は、シンプルで使いやすいeSIMサービスを提供しており、1GB・3GB・10GBといった容量別プランから選択できます。

eSIMを端末にインストールするだけで通信が始まるため、SIMカードの差し替えや空港での購入手続きは不要です。インド到着後すぐにGoogleマップや配車アプリを利用でき、空港からホテルまでの移動もスムーズに行えます。

運営会社 テレコムスクエア株式会社
プランデータ/日数 1GB:780円
3GB:1,280円
10GB:2,980円
事務手数料 無料
即日利用 可能
サポート体制 24時間日本語サポートあり
公式サイト https://www.telecomsquare.co.jp/esim/

(7)エアトリeSIM

エアトリeSIMは、200以上の国と地域で利用可能な、グロモバが提供するeSIMサービスです。購入からわずか3分で設定が完了するため、到着後すぐに利用を開始できます。

データ容量は旅行のニーズに合わせて選択でき、不足した場合は追加購入も可能です。さらに、365日LINEでのサポートを受けられるため、通信トラブルが発生した際も安心です。

運営会社 株式会社インバウンドプラットフォーム
データ/日数 1日あたり3GB/1日~30日

データ超過後は5Mbpsで利用可能

通話
追加チャージ

(必要に応じて再購入が必要)

公式サイト https://esim.airtrip.jp/

(8)グロモバeSIM

グロモバeSIMは、150以上の国と地域に対応するeSIMサービスで、短期から長期まで幅広いプランが用意されており、旅行の期間や利用目的に合わせて柔軟に選択できます。

日本語対応のカスタマーサポートも用意されており、設定や利用に不安があってもすぐに解決できます。リーズナブルな料金で安定した通信環境を確保できる点が魅力で、より安全で快適にインターネットを利用できます。

運営会社 株式会社インバウンドプラットフォーム
プラン

データ/日数

無制限プラン:1日~30日

データプラン:3GB~30GB/5日~30日

事務手数料 無料
即日利用 可能
サポート体制 ・日本語対応のサポート

・簡単な設定ガイド

公式サイト https://www.gmobile.biz/

2.インド旅行におすすめのeSIMの選び方

インド旅行でeSIMを選ぶ際には、単に料金の安さだけでなく、滞在日数・データ容量・通信の安定性・サポート体制といった複数の要素を考慮することが重要です。インドは地域によって通信環境に差があるため、現地キャリアとの提携状況や、利用予定の都市・観光地での電波の強さも選定のポイントとなります。

ここでは、旅行者が快適にインターネットを利用できるように、料金プラン・通信キャリア・設定のしやすさ・サポート対応という4つの観点から、eSIMの選び方を整理します。

(1)日数・データ量・総額などで料金プランを比較する

インド旅行でeSIMを選ぶ際、まず注目すべきは滞在日数と必要なデータ容量です。観光やSNS利用が中心なら3GB〜5GB程度でも十分ですが、Googleマップや配車アプリ(Uber・Ola)の常時利用、動画視聴やリモートワークを想定する場合は10GB以上を確保しておくと安心です。

また、同じデータ容量でも日数の区切り方や総額料金がプロバイダーによって異なります。たとえば「無制限プラン」でも、実際は日数ごとに料金が設定されている場合が多く、短期滞在なら日額型、長期滞在なら定額型の方が割安になることがあります。

(2)Airtel・Jioなど通信キャリアで選ぶ

インドでは、Airtel(エアテル)とJio(ジオ)が主要キャリアとして広く利用されており、都市部から地方まで安定した通信環境を提供しています。eSIMプロバイダーによって、どのキャリアと提携しているかが異なるため、利用予定のエリアで電波が強いキャリアを選ぶことが重要です。

一部のeSIMサービスでは、どちらのキャリアを利用できるか明記されています。特に農村部や山岳地帯へ訪れる場合は、事前にカバーエリアを確認しておくと安心です。

料金や容量だけでなく、どのキャリア回線を利用できるかをチェックすることで、現地での不安定な通信を避けることができます。

(3)設定が簡単かどうかで選ぶ

多くのプロバイダーでは、QRコードを読み取るだけでインストールが完了する仕組みを採用しており、数分で利用を開始できます。中にはアプリ上でのワンタップ設定や、購入直後に自動でインストールできるタイプもあり、操作に不安がある方に適しています。

設定の容易さを重視すれば、到着直後にスムーズにネット接続ができるため、空港やホテルで慌てる心配がなくなります。

(4)サポート・言語対応で選ぶ

特に安心感を高めるのが、日本語でのサポート対応です。チャットやLINEで365日対応しているサービスもあり、英語での問い合わせに不安がある方には大きなメリットとなります。一方で、サポート時間が限定されていたり、メールのみの対応にとどまる場合もあるため注意が必要です。

サポート体制が充実しているeSIMを選べば、万が一トラブルが起きても迅速に解決でき、旅行中も安心して利用できます。

3.インド旅行でのeSIM設定・利用方法

(1)端末のeSIM対応確認

iOS 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている

「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある

・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone

・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降

Android メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある

(2)SIMロック解除の確認方法

確認方法としては以下の手順が一般的です。

  • iPhoneの場合 
    1. 「設定」→「一般」→「情報」を開く 
    2. 「SIMロック」の欄を確認し、「SIMロックなし」と表示されていれば利用可能 
  • Androidの場合 
    1. 「設定」→「端末情報」→「SIMステータス」や「ネットワーク」を開く 
    2. 「ネットワークがロックされています」と表示されていなければ利用可能 

もしSIMロックがかかっている場合は、契約している通信キャリアのマイページや店舗でSIMロック解除の手続きを行う必要があります。多くのキャリアでは、契約から一定期間が経過すれば無料で解除可能です。

(3)購入後の設定手順|現地到着前の有効化タイミング

eSIMは物理SIMのように差し替えが不要で、購入後にメールやアプリで届くQRコードを読み取るだけで設定可能です。設定自体は数分で完了しますが、有効化のタイミングを誤ると、インド到着前に通信が開始されてしまう場合があるため注意が必要です。

一般的な設定手順は以下の通りです。

  1. eSIMを購入(公式サイトまたはアプリから)
  2. メールまたはアプリで受信したQRコードを端末で読み取る
  3. モバイル通信プランに追加 → プロファイルが自動でインストールされる
  4. 利用する回線を選択(モバイルデータ通信にeSIMを設定)
  5. データローミングを有効化

ただし有効化のタイミングはプロバイダーごとに異なるため注意しましょう。

(4)データローミングとAPN設定

データローミングとAPN設定を行わないと、せっかくeSIMをインストールしてもインターネットに接続できない場合があります。データローミングの設定は以下のとおりです。

  • iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」からeSIMを選び、「データローミングをオン」にする
  • Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をオンにする

また、多くのプロバイダーでは自動でAPNが適用されますが、場合によっては手動入力が必要です。購入時のメールやアプリに記載されているAPN情報を確認し、端末のモバイルネットワーク設定に入力します。

4.インド旅行でeSIMを利用する際の注意点

(1)データ容量超過時の速度制限/追加購入

インド旅行でeSIMを利用する際に注意したいのが、データ容量を使い切ったあとの対応です。多くのeSIMプランでは、契約した容量を超えると自動的に通信速度が制限され、ウェブ閲覧や地図アプリの利用に支障が出る場合があります。速度制限は「128kbps」や「256kbps」程度まで落ちるケースが一般的で、地図表示やSNSの画像読み込みに時間がかかることもあります。

そのため、容量超過が予想される場合は、追加購入(チャージ)機能の有無を事前に確認しておくことが大切です。プロバイダーによっては、アプリやウェブサイトから即時チャージが可能で、追加容量を購入すれば制限なく再び高速通信を利用できます。

(2)通話・SMSの有無の確認

通話やSMS送受信は、LINEやWhatsAppなどのIP電話アプリで代替できるケースもありますが、現地で電話番号を求められるシーンでは不便を感じる可能性があります。

旅行中の利用シーンを想定し、データ通信だけで十分か、それとも音声通話やSMSも必要かを事前に判断しておくと安心です。

(3)テザリング可否と利用条件

家族や友人と旅行する場合、1人が契約したeSIMを使って他の端末へ接続できれば、通信コストを大きく抑えられます。

ただし、すべてのeSIMプランでテザリングが許可されているわけではなく、プロバイダーによっては、データ通信専用で個人利用のみを想定してテザリングを制限している場合があります。
また、無制限プランでは通信の公平性を保つため、テザリング利用に制限や速度制御がかかるケースもあるため要注意です。

5.インド対応eSIM以外の通信手段との比較

(1)インド用プリペイドSIMカードの購入

インド旅行では、空港や市内の通信ショップでプリペイドSIMカードを購入する方法も一般的です。現地キャリア(Airtel・Jio・Viなど)が提供するSIMを直接契約できるため、通話・SMS・データ通信をまとめて利用できる点がメリットです。料金は比較的安く、長期滞在者や現地の電話番号が必要な方に向いています。

ただし、旅行者が購入する場合には次のような注意点があります。

  • 購入時にパスポートやビザの提示が必要 
  • 空港で購入すると割高になることが多い 
  • 開通までに数時間〜数日かかる場合がある 
  • 英語または現地言語でのやり取りが必要

短期旅行者にとっては手続きの手間が大きいため、すぐに使いたい人には不向きです。一方で、長期滞在や現地での電話番号が必須のケースでは、プリペイドSIMカードが便利な選択肢となります。

(2)ポケット型WiFi(モバイルルーター)のレンタル

ポケット型WiFi(モバイルルーター)は、1台あれば複数人で同時にインターネット接続できるため、家族旅行やグループ旅行に便利です。

ただし以下のようなデメリットもあります。

  • バッテリー管理が必須(外出中に電池切れになると全員がネットに接続できなくなる)
  • 荷物が増える(常に持ち歩く必要がある)
  • レンタル料金や補償費用がかかるため、長期滞在では割高になる

短期の団体旅行や、複数端末で同時に大容量通信を行いたい場合には便利ですが、身軽に移動したい個人旅行者にはeSIMの方が効率的といえます。

(3)海外ローミングサービスの利用

海外ローミングサービスを利用すれば、インド到着後に特別な設定やSIMの入れ替えをせずに、そのままスマートフォンを使うことができます。普段と同じ電話番号で通話やSMSを利用できるため、緊急連絡や二段階認証が必要な場面でも安心です。

しかし主なデメリットととして、料金の高さが挙げられます。1日あたり数千円かかるケースも多く、長期滞在では非常に割高になります。

また、キャリアによっては通信速度やデータ容量に制限があるため、常時インターネットを使うには不向きです。

そのため、コストパフォーマンスを考えると、観光や中長期滞在ではeSIMやプリペイドSIM、ポケットWiFiの方が適しています。

6.インドeSIMに関するよくある質問(FAQ)

(1)インドでデータ無制限のeSIMはありますか?

インドのeSIMで無制限利用できる代表的なものは、 Holafly(オラフライ) と グロモバeSIMです。

一方で、Nomad SIM・Airalo・Trifa・eSIM Square・エアトリeSIMなどは容量指定型のプランが中心で、無制限は提供していません。

(2)インドで電話番号付きのeSIMはありますか?

現地キャリア(Airtel・Jio・Viなど)のプリペイドSIM/ポストペイドSIMを契約すれば、電話番号付きのeSIMを発行してもらえる場合があります。

この場合、通話・SMS・データ通信をまとめて利用でき、現地での本人確認やSMS認証が必要なサービスにも対応可能です。

ただし、購入時にはパスポートやビザの提示、現住所情報の登録など、手続きが煩雑になりやすい点がデメリットです。

(3)インド旅行10日間でおすすめのeSIMは?

インドを10日間旅行する場合、まず容量を気にせず安心して使いたい方には、Holaflyの無制限プランがおすすめです。動画視聴や地図アプリを頻繁に利用する場合でも、通信量を気にせず快適に過ごせます。

一方で、コストパフォーマンスを重視しながら必要な容量を柔軟に選びたい方には、Nomad SIMやAiraloが適しています。数GBから大容量までプランが揃っており、旅行中の使い方に合わせて無駄なく選択できます。

(4)インドで口コミ評判の良いeSIMは?

口コミで評判の良いeSIMを選びたい場合、通信品質・コストパフォーマンス・簡単な設定・手厚いサポートを確認しましょう。QRコードを読み込むだけで利用できるなど、簡単な操作のサービスは『初めてでも安心』と好評です。

口コミについては各種公式サイトなどでご確認ください。

7.まとめ

インド旅行中も日本と同じようにインターネットやSNSを利用したいならeSIMを選ぶべき!

インド以外にも立ち寄る予定でも、幅広い地域に対応しているeSIMを選択すれば、移動中のネット環境の心配を低減できます。

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