eSIM TIPS
2024年2月15日

台湾旅行で使えるおすすめeSIM9選を比較で紹介!使い方や事前設定の方法も

本記事では、台湾の旅行時に使えるeSIMを3つ厳選して比較紹介します。初めてeSIMを使う人にも分かりやすく、eSIMの使い方や設定方法も解説していますので、台湾旅行を快適に楽しむためにeSIMを活用してみましょう。

台湾で使えるeSIMとは何?

そもそもeSIMとは、スマートフォンなどの端末に外部から挿入するSIMカードと異なり、端末内部に埋め込まれているSIMのことです。

現地でSIMカードを購入したり挿し替えたりすることなく、手持ちのスマートフォンの操作だけで台湾の通信サービスを利用することができるようになりました。

台湾でeSIMを利用する際に知っておくべきことは、実名認証という事前登録が必要となること。これは台湾の法令により2023年11月から変更になった点です。

関連記事:eSIMとは?その仕組みとメリット・デメリットを徹底解説!

eSIMとSIMカードの違い

eSIMとSIMカードの違いを装着方法、設定方法、利用開始日時という観点から比較しています。

eSIM SIMカード

装着方法 端末にチップが内蔵されているので装着の必要なし 端末にカード型のチップを挿し込む

設定方法 eSIMプロファイルをダウンロードする SIMカードを挿し込む

ネットで申し込み 最短即日で利用可能 発送によって3~5日

SIMが必要なのはなぜ?

SIMには「契約したキャリア」「電話番号」といった契約情報などが記録されています。それらの情報をもとに「電話回線での音声通話」や「データ回線を使ったインターネット通信」を行っています。

台湾旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット比較

台湾でeSIMを使うことのメリットとデメリットを比較しています。基本的には、eSIMの方がWifiレンタルやSIMカードよりもメリットが多いですが、一部デメリットも存在します。

個々の状況に合わせて、最適な選択をしましょう。

eSIMのメリット

eSIMのメリットは多々ありますが、特に物理的な形態でないことによるメリットが数多くあります。

・商品の受取やSIMの挿し替えの手間がない

・忘れたり、紛失したりする心配がない

・旅行中の荷物を少なくできる

・オンラインでいつでもどこでも購入でき、即日利用も可能

eSIMのデメリット

eSIMのデメリットは、対応機種が一部制限されている、設定方法が難しいといった点でしょう。

・対応機種が必要

・設定方法が難しい

・SIMロック解除が必要

・複数端末での利用はできない

・電話回線は使えないものが多い

SIMロック解除が必要なのはなぜ?

SIMロックとは、スマートフォンなどの端末に対して「特定のSIMしか動作しない」など利用制限がある状態のことを言います。この状態を解除することをSIMロック解除と言い、この設定がもともとない端末のことをSIMフリー端末と呼びます。

eSIM対応端末であっても、SIMフリー端末とは限りませんので、eSIMを申し込む前に忘れずに確認しましょう。

台湾で使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種確認方法

iOS 「設定」>「情報」から、EID(識別番号)が表示されている

「設定」>「モバイル通信」に「eSIMを追加」がある

・iPhone XR/XS以降のSIMフリーiPhone

・iPad 第7世代以降 Wifi+セルラーモデル以降

Android メーカーにより異なりますが、一般的には「設定」>「デバイス情報」>「SIMステータス(SIMスロット2)」から、EID(識別番号)の文字がある

台湾でのeSIMの使い方

台湾でeSIMを使うためには、事前にいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroridそれぞれの設定方法を紹介します。端末やサービスによって表示される画面数やメッセージが違うこともあるので、購入元から案内される設定方法の確認は必須です。

出発前と到着後での設定手順も異なります。到着後にすぐ使えるように、出発前に設定を済ませておけば落ち着いて旅のスタートが切れるのでおすすめです。

関連記事:台北桃園空港でeSIMを購入、データ使い放題で快適な台湾滞在

iPhoneの使い方、設定方法

  • 出発前に日本でする設定

①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく

②「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」

③「QRコードを使用」をタップして、QRコードを読み取る

④「eSIMをアクティベート」>「続ける」をタップ

⑤「モバイル通信設定完了」>「完了」をタップ

※日本で設定するとアクティベーションに失敗しますが無視します

⑥「モバイル通信プランの名称」>「続ける」をタップ

※ここでeSIMの名称を「旅行」などわかりやすく変えておくのがオススメです

⑦デフォルト回線は契約中のキャリアを選択しておきます

※台湾に行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます

  • 台湾到着後にする設定

①「設定」>「モバイル通信」をタップ

②登録したeSIMの回線を選択しオンにする

③「設定」 >「 SIM」>「  利用するeSIM選択 」> データローミングオンにする

④繋がるまで数回「この回線をオンにする」のオンオフを繰り返す

Andoroidの使い方、設定方法

  • 出発前に日本でする設定

①受け取ったQRコードを印刷または他の端末で表示しておく

②「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ

③「SIMをダウンロードしますか?」をタップして「次へ」もタップ

※ダウンロードするのにWifiなどでネットワークへの接続が必要です

④「ダウンロード」をタップ

※ダウンロード完了までしばらく待ちます

⑤ダウンロードが完了したら契約中の通信キャリアを選択して「完了」する

※台湾に行くまではeSIMを使う必要がないのでメイン回線のままにしておきます

  • 台湾到着後にする設定

①「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ

②追加したeSIMをタップ

③「モバイルデータ」と「ローミング」をオンにする

④メッセージが表示されたら「使用」をタップ

実名認証も忘れずに!

台湾のeSIMでは、スマートフォンの設定だけでなく、実名認証(実名登録)が必要となります。台湾の法令により求められる認証なので、購入元からの案内メールなどをよく確認して、見落としがないようにしましょう。

台湾で使えるおすすめのeSIM9選!

台湾はインターネット普及率が非常に高く、旅行者にとっても便利な通信環境が整っています。台北のMRT(地下鉄)やカフェ、コンビニエンスストアなど、都市部を中心に無料Wi-Fiが提供されており、多くの場所でインターネットにアクセスできます。

また、台湾のスマートフォン市場は活発で、ほとんどのスマートフォンがSIMフリー仕様です。そのため、SIMカードを交換するだけで、日本や他国から持ち込んだスマートフォンでも現地の通信網を利用できます。SIMフリー端末が普及している背景もあり、旅行者にとって通信手段の選択肢が多いことが特徴です。

しかし観光地から外れたエリアや移動中では通信が不安定になる場合もあります。そのため、旅行者が快適に過ごすためには、eSIMの利用が特におすすめです。eSIMを活用することで、以下のようなメリットを得られます。

  • どこでも安定した接続
  • SIMカードの交換不要

eSIMを使えば、現地でのSIMカード購入やモバイルWi-Fiルーターのレンタルといった面倒な手続きが不要になり、旅行中の荷物も減らせます。さらに、データ通信専用のeSIMを利用することで、地図アプリの利用、現地情報の検索、SNSの投稿、動画の視聴なども快適に行えます。

以下で台湾旅行におすすめのeSIMを紹介します。

eSIMキング

eSIMキング

「eSIMキング」は、MVNOやWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供する、株式会社モバイル・プランニングが提供する海外で利用可能なプリペイドeSIMサービスです。

Web上で手続き完結、分かりやすい設定ガイド付きで、通信容量超過後も低速で利用可能なサービスです。

主要キャリアの中華電信の高速通信回線に対応し、最短当日受け取りも可能なので、急な必要でも安心できます。

通信事業者 株式会社モバイル・プランニング
データ/日数 3日間 1GB/日 900円
通話
追加チャージ
公式サイト https://esim.love/blog/2024/04/26/2054/

Holafly

Holafly

Holaflyは、アイルランドのダブリンに本社を置く2017年創業の海外のサービスです。

無制限プランを購入したい方におすすめ。24時間サポート付きで、チャットだけではなくメールや、LINEに友だち追加して問い合わせもできます。

海外のサービスということだけあって、口コミは外国人のものが多く、日本人の口コミはあまり多くありません。サポート対応も外国人が対応しているようですので、日本人のサポートが必要な方には注意が必要です。

通信事業者 Chunghwa Telecom / Taiwan Mobile / Taiwan Star Telecom
データ/日数 無制限/5日~90日
通話
追加チャージ
公式サイト https://esim.holafly.com/ja/

台湾さんぽSIM

台湾さんぽSIM

台湾さんぽSIMは、PANAM TravelsimJapan(Jag Project,LLC内)という海外のサービスです。運営元の詳細の記載があまりないのですが、 日本・台湾・中国・韓国などを含む世界100カ国を超える国のホールセラーとして販売を行っている会社で、実績は豊富です。

旅行費を抑えたい方におすすめ。台湾のお寺をめぐりつつ、ぶらぶら散歩するというコンセプトのポータルサイトで販売しているeSIMです。

通信事業者 記載なし
データ/日数 1日500MB / 3日間
通話
追加チャージ
公式サイト https://www.taiwansanpo.com/sim/

KKday

KKday

KKdayは、台湾本社の株式会社KKDAY JAPAN が運営しているサービスです。

500MB~無制限までプラン数が豊富。

利用日数や料金での検索も可能なので、色々比較しながら選定したい人にはこちらのサイトがおすすめ。

割引しているプランも多いのでお得に利用できる可能性も!

通信事業者 Chunghwa Telecom AIS 他
データ/日数 500MB~無制限/1日~30日
通話
追加チャージ
公式サイト https://www.kkday.com/ja

 eSIM Mart

eSIM Mart

eSIM Martは、日本を拠点とする株式会社テレコムスクエアが提供するグローバルeSIMサービスで、200以上の国と地域で利用可能です。

日本人旅行者を意識した設計が施されており、シンプルな料金体系と手厚いサポート体制で、初めてeSIMを利用する方にも安心しておすすめできるサービスです。

通信事業者 株式会社テレコムスクエア
データ/日数 データ/日数

1GB~20GB/10日・15日・30日

通話
追加チャージ
公式サイト https://www.esimmart.net/

eSIM Martでは、1GBから20GBのデータ容量が提供されており、利用日数も10日間、15日間、30日間と、旅行スケジュールやデータ使用量に合わせて柔軟に選択できます。短期間の旅行から長期滞在まで、どのような目的にも対応できるプラン構成が魅力です。

料金体系は非常にシンプルで透明性が高く、手数料が無料である点が大きな魅力です。他社サービスにありがちな隠れた追加料金がなく、コストパフォーマンスに優れたサービスを提供しています。このため、料金に不安を感じることなく利用を開始できるのが特徴です。

eSIM Martでは、年中無休のサポート体制が整っており、7:00~22:00の間、チャットやWebフォームを通じて日本語で迅速なサポートを受けることが可能です。例えば、初期設定で困った場合や、トラブルが発生した場合でも、経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれます。この手厚いサポートによって、特にeSIMの利用が初めての方や、慣れていない旅行者にも便利に利用できる選択肢となるでしょう。

trifa

trifa

trifaは、世界200以上の国と地域で利用可能なデータ通信サービスを提供するアプリで、海外旅行者に人気の高いeSIMサービスです。

台湾旅行でも、現地での煩わしいSIMカードの購入やWi-Fiルーターのレンタル手続きが不要で、スムーズにインターネットを利用できる便利な選択肢となります。

通信事業者 株式会社トリファ
データ/日数 1GB~/7日間~
通話
追加チャージ
公式サイト https://www.trifa.co/ja

台湾専用プランでは、1GB(7日間)、3GB(15日間)、10GB(31日間)から選べ、短期滞在から長期滞在まで対応可能です。

プリペイド式なので、購入時に支払った金額以外に追加費用が発生しないため、安心して利用できます。また、契約手続きや解約作業も不要で、簡単に始められるのが大きな魅力です。

trifaは、ユーザーの不安を解消するため、24時間対応の日本語チャットサポートを提供しています。設定方法が分からない場合やトラブルが発生した際でも、専門のスタッフが迅速に対応してくれるため、初めてeSIMを利用する方でも安心です。

trifaの利便性は、そのシンプルさにあります。QRコードをスキャンするだけで設定が完了し、すぐにインターネットが利用可能です。また、台湾全土での高速インターネット接続が可能で、観光地巡りやビジネスでのオンライン会議、さらにはLINEやWhatsAppなどを使った通話やメッセージ送信もストレスなく行えます。

World eSIM

World eSIM

World eSIMは、海外旅行や出張時に非常に便利なプリペイド型eSIMサービスです。台湾を含むアジア全域で利用でき、世界180か国以上に対応しています。

台湾だけでなく、その他のアジア諸国でも利用可能なため、一度サービスを利用すると行き先ごとの比較や面倒な手続きが不要となり、頻繁に旅行や出張をする方にとって便利な選択肢となるでしょう。

通信事業者 株式会社ビション
データ/日数 500MB・1GB・3GB/1日~30日
通話
追加チャージ

アプリで即時可能

公式サイト https://jp.world-esim.com/

World eSIMの最大の特徴は、1日のデータ容量が毎日リセットされる仕組みにあります。

たとえば、1GB/日プランを契約している場合、たとえ1日に容量を使い切っても、翌日には再びフル容量で利用できるため、ストレスを感じることなくインターネット接続を楽しむことが可能です。

観光地での地図アプリ利用や写真・動画のアップロードなど、データ消費が多いシーンでも安心して利用できます。

World eSIMは、初めてeSIMを利用する方にもおすすめのサービスです。設定も簡単で、必要な手続きはアプリからすべて完結します。

台湾eSIM

台湾eSIM

台湾eSIMは、データ通信専用のサービスとして広く利用されています。中華電信のeSIMは、台湾全土で安定したネットワークを提供するだけでなく、無料Wi-Fi接続や通話オプションも含まれており、観光客やビジネス出張者に最適です。

通信事業者 中華電信
データ/日数 無制限/3日間
通話
追加チャージ
公式サイト https://www.cht.com.tw/home/consumer

台湾全土で5G/4G対応の無制限データ通信が可能です。さらに、無料のCHT Wi-Fiサービスも利用できます。

5G/4Gデイ型プリペイドカードは、データ通信に加えて無料通話分が付属しています。そのため通話機能が必要な人によって有力な選択肢となるでしょう。

さらに1日から30日間の滞在に対応する多彩なプランが用意されているため、必要なデータ量にあわせて利用できます。

中華電信のeSIMは、台湾旅行中の通信手段として便利で信頼性の高い選択肢です。公式サイトや空港カウンターで詳細を確認し、最適なプランを選んで台湾の旅を快適に過ごしましょう。

NOMAD SIM

NOMAD SIM

NOMAD SIMは台湾を含む100以上の国で対応し、旅行やビジネス出張、リモートワークに適した通信プランを手軽に利用できます。契約期間の縛りがなく、データ量や利用日数に応じた柔軟なプラン設計が特徴です。

本社は東京都中央区にある企業が運営しています。SIMフリーデバイスやeSIM対応端末を通じて手軽にインターネット接続が可能です。

通信事業者 NOMAD Works Inc
データ/日数 1GB~50GB/1~180日
通話
追加チャージ

プランごとに追加購入可能

公式サイト https://sim.nomad.inc/

eSIM対応デバイスがあれば、購入後すぐにQRコードをスキャンするだけで利用できます。

契約期間や解約金の縛りがなく、必要なときに必要な分だけ利用できる料金形態です。50GBや100GBのプランが用意されており、動画視聴や大容量のデータダウンロードでも快適に利用できます。通信速度の制限がないため、観光中やビジネスでの利用にも最適です。

ビジネス出張中のメールやオンライン会議や台湾国内での観光中に地図アプリやSNSを利用にも適しています。

日本語サポートがあり初めてeSIMを利用する方でも、専用の日本語サポートがあるため、設定やトラブル時も安心して利用できます。

Nomad SIMは、台湾旅行や出張時に快適な通信環境を提供するだけでなく、柔軟なプランと充実したサポートで、ユーザーの多様なニーズに応えます。

台湾旅行で使えるeSIMに関するよくある質問

Q1. 台湾で電話番号付きで、おすすめのeSIMはどれ?

残念ながら、台湾で使える電話番号付きのeSIMはまだないようです。

台湾桃園国際空港(TPE)受け取りなどができるSIMカードであれば電話番号付きのプランもあります。

Q2. 台湾で3日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?

Trip.com

3日間/1GB 192円

trifa

7日間/1GB 590円

KKday

3日間/1GB 453円

Q3. 台湾で7日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?

TraveSIM

8日間/6GB 1,980円

KKday

7日間/5GB 1,392円

Trip.com

7日間/無制限 1,325円

Q4. 台湾で30日間滞在の場合、おすすめのeSIMはどれ?

Trip.com

30日間/無制限 5,672円

airalo

30日間/10GB 31.5USドル(4,700円程度)

KKday

30日間/5GB 5,570円

Q5. 台湾で使えるeSIMは、即日利用も可能ですか?

即日利用できるものがほとんどです。

購入後に送られてくるメールの内容をよく読み手順通り設定を進めることがスムーズな利用のポイントです。

Q6. 台湾で使えるeSIMでプリペイド式のものはある?

台湾旅行で利用可能なeSIMの中には、プリペイド式のものが多数存在します。プリペイド式のeSIMは、事前にデータ容量や利用期間を設定して購入するため、後から請求される心配がなく、旅行者にとって非常に便利です。

プリペイド式eSIMのおすすめは、以下のとおりです。

  • Airalo
  • Flexiroam
  • DHA eSIM

台湾旅行ならeSIMが断然おすすめ

台湾はインターネット環境が整備されていることもあり、中心部をはじめ5Gにつながるエリアも増えています。いつものスマホにeSIMを設定しておけば、日本と同じように調べものやお店の予約などができ、ストレスなく旅ができるのでおすすめです。

台北桃園空港でeSIMを購入するのもあり

オンラインで購入するのは不安という方は、現地空港でのeSIM購入もおすすめ。体験記事もありますので現地調達も検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事:台北桃園空港でeSIMを購入、データ使い放題で快適な台湾滞在

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